「エアプランツ」は土がいらない植物として有名で、最近ではインテリア雑誌などで紹介されることが多く、専門誌まで登場するほど話題になっています。
名前の由来は?
エアプランツは、夜の涼しい時間になると葉っぱの気功を開いて、空気中の水分を集める性質をもつことから、「エアープランツ/エアプランツ(air plants)」と呼ばれるようになりました。
また、学名や属名をそのまま読んで「チランジア」として流通していることもあります。
原産地は、北アメリカ南部~南アメリカと幅広く生息し、雨の少ない砂漠から、日差しが少なく、絶えず雲や霧のかかる湿度が高い雲霧林で、岩石や樹木に張り付いて生活し、なんと600以上もの種類が存在します。
エアープランツの範囲は曖昧で、大きく取ればハナアナナス属全てを含める。
その場合、園芸的にはまず以下の2つに分ける。
エアータイプ:植物体表面に特殊な鱗片であるトリコームを持ち、これによって水分を吸収するもの。
タンクタイプ:葉の基部の鞘状部が水を蓄えるタンクとなっているもの。
狭義にはこのエアータイプがエアープランツ。
これは更にその性質により様々に分けられる。
例えば次のような区別がある。
銀葉種と緑葉種:
植物体表面のトリコームが多いと白っぽく見え、これが銀葉種である。
緑葉種はこれが少ないもので、そのために葉の表面が緑色に見えるものを指す。
ただしこの区別は明確なものではない。
例えばイオナンタは全体にトリコームの多いものも葉先が広く緑色のものもあり、これを緑葉種とする例も銀葉種とする例もある。
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