国道25号線を渡って左にすぐ安居神社の参道が北に続きます。
真田幸村戦死の地と言われ、真田幸村公の像と戦死跡の碑が建っています。
安井神社の北に出ると②天神坂です。
「天王寺七坂」のひとつ。
菅原道真を祀る安居神社に通じる坂なので、この名がついたという。
坂を上がる前あたりに、大阪市建設局による石組みの樋(とい)がつくられ、付近一帯に昔から名水があることが偲ばれる。
安居神社の境内にも「癇静めの井」(かんしづめの井)と呼ばれる井戸の跡が残っており、これも「七名水」(増井・逢坂・玉手・安井(安居)・有栖(土佐)・金龍・亀井の清水)のひとつだ。
延喜23年(901)に道真が大宰府に左還された際に、河内の伯母を訪ねる途中、ここに立ち寄って井戸の水を口にしたと伝えられている。
安井神社、創建年は不詳であるが、当社は少彦名神が祭られており、天慶5年(942年)から菅原道真が祭られるようになったと伝えられている。
菅原道真が大宰府に流されるときに、風待ちのために休息をとった為にその名がついたという伝承がある。
「大坂夏の陣」の際、ここで休息していた真田幸村が討たれと言われ、境内には石碑と幸村の像や幸村がもたれていた「さなだ松」(現在は2代目)が残る。
昭和の「和」のヘンとツクリがさかさまになってますよね。
これが、異体字です。
昭和九年と言えば、室戸台風が京阪神を直撃、大阪市内も大被害を受けました。
四天王寺の五重塔が倒壊したのもこの時です。
異体字は、ルール等、詳しくわからないところもあるのですが、概ね、厄払いの意味があります。
基本は、前後の文脈から読みが判るようにして表記をわざと変えます。
「秋」「稔」なども異体字になるケースがあるそうです。
同じ文字が重複した時に一字を逆さにしたり、上下逆転させる場合もあります。
そんなにたくさんある訳ではないですが、神社めぐりをしていて偶然見つけた時は、
異体字が彫られた時代やその背景を考えるのも楽しいかも知れませんね。
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