南都八景 飛火野

奈良県
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「神山御蓋山展望地」の碑のありから南東方向を望む。中央左寄りの峰が高円山、その右に続く低い山が鉢伏の山。

春日(かすが)または春日野(かすがの)は、奈良県奈良市春日野町の春日大社一帯の名称。

奈良市および付近の名称。奈良時代に烽(とぶひ)が設置されたことから、飛火野(とびひの)の別名がある。「春日野鹿」 は南都八景の一つとなっている。

天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」(阿倍仲麻呂)

古くは「とぶひの」ともいわれ、鹿島大明神が春日の地にお着きになられたとき、八代尊様が光明のため口から火を吐かれ、その炎がいつまでも消えず飛んでいる様に見えたことからこの名がついたとも、飛火が古代の通信施設「烽火(のろし)」の意味であるからだといわれています。

飛火野は奈良市街よりも高台にあるが、烽に適した地形ではない。

現に飛火野から生駒山は見えない。周囲の樹木に視界が遮られるのだ。他所からも見通せないだろう。

飛火野が広大な芝地になったのは明治以後公園になってからである。
江戸時代は森であったというから、「芝地が烽の跡」云々もまったく成り立たない。

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