民博 オセアニア

海がほとんどの面積を占めているオセアニアには、大小数万をこえる島々が点在しています。
そこには、発達した航海術をもち、根栽農耕を営む人びとが暮らし てきました。

オセアニアの中で一番目についたのが、シングルアウトリガー・カヌーでした。

アウトリガーとは腕木の事だそうです。

シングルアウトリガー・カヌーは、オセアニアの人びとが島に移住・定着してから、島間の人の移動や物の交換には欠かせない乗り物であった。

民博の収蔵品としては、固有名がついている点でも特殊だし、おそらくもっとも知名度が高いもののひとつではなかろうか。

このカヌーは、1975年の沖縄海洋博覧会の企画として、ミクロネシア・カロリン諸島のサタワル島から洋上を航海してきたものである。

6名の乗組員たちが昼夜をとおして操縦し、47日間かかって3000kmの距離を走破した。

カヌーの全長は8メートル、マストの高さは7メートル。
建物の天井よりもマストが高いので、展示場では船体が大きく傾いているが、結果として、帆に風を受けて荒波を乗り切る姿が再現されている。

カヌーの船首飾り
パプアニューギニア 19世紀後半制作

あかくみ

カヌーにたまった水を汲みだす道具。
木材を手斧(ちょうな)で彫り込み、船腹のかたちに合うように丸みを付け、水を逃さないよう工夫されている。
この形式のあかくみは、オセアニアのほぼ全域に分布する。


ラピタ人骨の復顔像  片山一道監修(2004年制作)

出土した前1800年ごろの頭骨をもとに、復顔されたラピタ文化人の胸像。
発掘者によってマナと名づけられたこの人物は、大柄で骨太の健康的な女性だった。

アモイ(復顔)  チリ ラパヌイ(イースター島)

アモイはラパヌイの人々が帰属する親族集団の祖先をあらわしたものとされる。
11世紀から16世紀ごろまでに作られた。

凝灰岩を使用しており、大きいものには10mに及ぶものもある。

オセアニアの割れ目太鼓。

顔みたいな彫刻がかわいらしい太鼓。

「パプアニューギニア」で、1974年に収集された「祖先霊の彫像」

女性や子供は立ち入ることができない男性集会所のなかに置かれる。

木彫「ビス」  インドネシア アスマット族

ニューギニア島南部に住むアスマットの人々は、尖塔などで多数の死者が出たときに儀礼をおこない、この木彫のビスを作った。
 
死者の像を重ねたビスは、敵への報復が成功するまで男性集会所の前に立てておかれた。

女神像 ハワイ

キリスト教が浸透する以前、ハワイ諸島の人々は様々な神をまつっていた。

アウマクアと呼ばれるこの女神像は祖先の霊をあらわしている。
個人や家族が家でまつっていた。

仮面 パプアニューギニア カプリマン族

仮面 パプアニューギニア パイニング族

木の枠にタパをぬいつけて、と鳥をあらわしている。

子供の誕生を祝う儀礼などの際に、仮面の下部に長い草の葉をのれん状につけ、中に人が入って踊る。

仮面 パプアニューギニア ラオ族

仮面 パプアニューギニア セビック川流域

葬儀長の衣装 フランス領ポリネシア ソサエティ諸島 ヒロ・オウ・ウェン地域

タヒチの首長階層の葬礼で喪主が身に着けていた衣装。
喪主は首長に最も近い親族や神官がつとめた。

前掛けや帽子などにはタパ、ケープにはタパと羽毛、胸飾りやマスクには真珠貝が使われている。

仮面 パプアニューギニア セビック川流域

クラは、ニューギニア島に近いトロブリアンド諸島でおこなわれてきた活動である。

島民たちは、隣島から「宝物」を受け取ると、しばらく手元においた後、反対側の隣島にこれを贈る。
受け取った相手は、同じようにして反対側の隣島にこれを贈与する。

「宝物」が一巡してもとの島に戻ってからも、同じことがくりかえされて、「宝物」は島々を循環し続ける。
こうした循環的な贈与の連鎖がクラである。

クラのときに贈られる「宝物」には、反時計回りに島々を循環する腕輪(ムワリ)と、

時計回りに循環する首飾り(ソウラヴァ)がある。

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