2015-02

奈良県

二月堂夕景

木立の陰が伸び、鹿達もそろそろ家路か。 残照に立つ。 紅く染まる階段。 いつの間にか鹿もいなくなった。 春が静かに近づき、あたたかい夕陽に包まれる。 いつもは騒がしい鳥たちも今日は何故か静か。 裏参道、トワイライトに佇む。 紅く染まる大仏殿...
中国

『海色の歴史回廊』呉をゆく

広島県呉(くれ)市といえば、やっぱ造船のまち。駅前でスクリューが出迎えてくれます。 港町くれの玄関口、真っ先に目に飛び込んでくるのが、巨大なスクリュー、潜水艦等々。 海と船と平和をテーマにしたべエリアを潮風に吹かれながら散策するだけで旅情た...
京都府

冬の洛北 大原の散策 寂光院

寂光院は山号を清香山と称する。 寺号は玉泉寺。 本尊は地蔵菩薩、開基(創立者)は聖徳太子と伝える。 平清盛の娘・建礼門院が、平家滅亡後隠棲した所であり、『平家物語』ゆかりの寺として知られる。 草生を見渡すことのできる寂光院の東の背後の高台に...
京都府

宝泉院 京都大原・額縁庭園のお寺

大原のひっそりとした山に佇む宝泉院は隣の勝林院の塔中寺院で、かつては修行僧が住む場所であった。 その歴史の中では、無住寺の時も長く、荒れた庭に堂々と五葉の松が立っていたそうだ。 その様子を詩人 高浜虚子は「大原や 無住の寺の 五葉の松」と詠...
京都府

冬の三千院

三千院は天台宗の寺院で、山号は、魚山。本尊は薬師如来、開基は最澄です。 現在の名称は「梶井三千院門跡」となっている。 雪の三千院を訪れた時の記事です「雪の三千院もいいもんです」 三千院が大原にあって、三千院と呼ばれるようになったのは、意外に...
京都府

冬の洛北 大原の散策

大原を静かに散策したいなら冬に限ります。 静かな民宿の露天風呂に身をひたし、人もまばらな三千院や寂光院の散策・・・・ 大原のバス停のそば、雪だるまがお出迎え、正月に降った雪で作ったものだと。 周りの空気は冷たく、キーンとしているが、風がなく...
四国

天に向かって勾配を描く雄渾さ 丸亀城

丸亀城は、播州赤穂から17万6千石の領主として讃岐に入り、高松城を築いた生駒親正が1597年(慶長2)から高松城の支城として丸亀城の築城にかかり、1602年(慶長7)に完成したが、その後一国一城令により廃城となった。 石垣の窪んだ奥が廊下橋...
四国

生駒親正が玉藻の浦に築いた名城 高松城

別名「玉藻城」は、万葉集で柿本人麻呂が讃岐国の枕詞に「玉藻よし」と詠んだことに因み、高松城周辺の海域が玉藻の浦と呼ばれていたことに由来するとされている。 高松城は、豊臣秀吉の四国制圧の後、1587年(天正15年)讃岐1国の領主となった生駒親...
東海

東海北陸20名城 二俣城

天竜川と二俣川に挟まれた天嶮に恵まれた中世城郭として名高く、武田信玄・勝頼親子と徳川家康がこの城を巡って激しい攻防を繰り広げた。 また、家康の嫡男信康が悲劇の切腹をとげた城としても知られる。 北にある信濃側から見れば山間部から遠州平野への入...
東海

信康山 清瀧寺

徳川家康が、織田信長に処断を迫られ自ら切腹を命じた嫡男松平信康のために建立した寺。 信康は信長の娘徳姫と結婚したが、謀反の嫌疑をかけられ22歳の若さで政略の犠牲となった。 境内奥に信康廟があります。 清瀧寺山門。 清瀧寺(浄土宗)は、京都の...