月ヶ瀬梅渓は名張川の渓谷沿いに1万本以上の梅林が広がる全国有数の梅渓で、始まりは鎌倉時代と古く、訪れた多くの文人墨客がこの風景を讃え、1922年には国の名勝に指定された。
本能寺の変で徳川家康が堺・枚方・宇治田原を経て、伊勢へ逃れる際も、多羅尾光俊父子に警護され、御斎峠を越えたと伝えられていますが現在も信楽と伊賀を結ぶ山越えルートとして使われており月ヶ瀬渓谷を経由する。
御斎峠の名の由来は、鎌倉時代に臨済禅の高僧 夢窓国師が、伊賀三田の空鉢山寺へ来られた時、この峠で村人が接待(斉・とき)したところから出ているといわれています。
御斎峠 司馬遼太郎文学碑を訪ねる
月ヶ瀬に向かう道中、名張川がようやく見えてきたあたりに、名張川へと注ぐ小さな谷川があります。
大きな灯篭が立っているところが、龍王の滝へ至る歩道の入り口です。
石畳の階段を上がると、空気が変わるような清々しさ・・・・
「龍王の滝」は約1300年前に、役の行者・小角(おずね)が見つけ、修行の場所として使っていたという言い伝えがあります。
関西屈指の梅林として有名。
2月中旬から3月の間、名張川(五月川)が高山ダムにせき止められてつくる月ヶ瀬の湖岸から山腹にかけて、約1万本の梅の花が咲き、あたりは甘酸っぱい香りで満たされる。
これらの梅はおよそ750年前の鎌倉時代中期に、真福寺の境内に梅が植えられたのが始まりという。
江戸時代には文人墨客も相次いで訪れ、芭蕉も感嘆して句を詠んでいる。
名張川と月ヶ瀬湖(高山ダム)の斜面に広がる広大な梅林で、賀名生梅林(五條市)、広橋梅林(下市町)と並ぶ奈良三大梅林の一つ。
約1万本の梅の木があり、大正11年(1922)に国の名勝に指定されている。
奈良三大梅林
南朝の里 賀名生梅林散策
金剛葛城山系も見渡す梅の名所 広橋梅林
梅林を眺めながら遊歩道をゆく。
前方に月ヶ瀬橋が見えている。
月ヶ瀬梅林はここから登る。
月ヶ瀬梅林は海抜200メートルから300メートルの高原である。
高原の影響を受けるため、月ヶ瀬梅林に生育する梅の開花期は奈良市中心部よりも半月ほど遅れ、3月の中旬から下旬に満開となることが多い。
代官坂
つづれ織りの坂道。
ちょっときついかもしれないけれどチャレンジする人が年々増えている人気の坂道とネットにはあるがここまで数キロの遊歩道を歩いて来たのと、お昼前で腹ペコ、登りを断念、資料館へ引き返す。
烏梅伝来
1331年に起こった元弘の乱で大敗を喫した後醍醐天皇が笠置山から撤退する際、一緒に逃げてきた女官の一人が月瀬に滞在した。
その女官が熟れた梅の実を見て月瀬の民に京で使用される紅花染め用の烏梅の製法を教えたという伝承が残る。
その約100年後の15世紀ごろには五月川流域一帯は烏梅を作るための梅林で埋め尽くされたという。
資料館近辺で作品作り。
漁をしているのか川舟が・・・・
垂れ梅のそばから代官坂を望む。
資料館前の丘の上、しだれ梅が見頃です。
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