天平勝宝5年(753)奈良唐招提寺に住持された鑑真和上が中国の唐より渡来されました。
その鑑真和上とともに渡来された高弟、智威大徳が隠棲された地として、正法寺は天平勝宝6年(754)に開山され、当時は春日禅房と称されていました。
その後、伝教大師最澄が長岡京の守護寺院である「大原寺」を建立した際、春日禅房も大原寺の塔頭寺院の一つとして組み入れられました。
その後応仁の乱により焼失したものの、江戸時代に再建され正法寺と改められました。
中でも江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の母・桂昌院が大原野の出身で深く帰依された。
そのため徳川家の祈願所として徳川家からの文書等も残ります。
庭園「鳥獣の石庭」
本堂前に広がる石庭は最近の作で「鳥獣の石庭」とよばれ、動物の形をした石が配され、枯山水などといった形式にとらわれないつくりとなっている。
境内や庭園には、合計200トンを超える多数の巨石が配置されており、通称’石の寺‘とも呼ばれています。
大手水鉢
江戸時代に日本最大の財閥を形成した旧大坂商人「鴻池家」伝来といわれる手水鉢
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