来迎院(らいごういん)は京都市東山区にある真言宗泉涌寺派に属する仏教寺院。
山号は明応山。本尊は阿弥陀如来。
院内庭園には小さいながらも独特の雰囲気をかもし出しており、殊に晩秋の紅葉はすばらしい。
弘法大師が唐土で感得した三宝荒神を奉安して開いたと伝えられ、今も大師ゆかりの独鈷水がある。
泉涌寺の塔頭。禁裏御菩提所泉涌寺別当、御寺(みてら)別当来迎院とも称する(「御寺」とは泉涌寺のこと)。
朝廷では、安産の勅願所として信仰を集め、禁裏御菩提所の別当になった。
1701年(元禄14年)、大石良雄は赤穂を退去後、外戚にあたる当時の来迎院長老を頼り、寺請証文を受け山科に居を構え、来迎院の檀家となった。
大石良雄は来迎院の林泉を好み、書院と茶席含翆軒を設けた。
奥に見えるのが含翆軒。
含翆軒は、弘法大師が独鈷を用いて掘られて湧水した名水「独鈷水」があるのを喜んで設けたと伝えられている。
念持仏として大石良雄が、勝軍地蔵菩薩を信仰していたとされ、京阪にいる元赤穂藩の同士と密議を行ったと伝えられる。
念持仏・勝軍地蔵尊は本堂に祀られている。
振り返って門の方です。
参道を埋める散紅葉が美しい。
来迎院へのアクセス、行き方歩き方
所在地:京都市東山区泉涌寺山内町33
料金:境内自由、庭園400円
時間:9:00-17:00
市バス「泉涌寺道」下車、徒歩10分
駐車場:泉涌寺の無料駐車場を利用
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