トンボ池の一般公開にあわせ京都御苑を訪問。
現在苑内には百年を越える樹林が育ち、旧公家屋敷跡や庭園等歴史的遺構が点在し、古都の中心で特別な空間となっています。
南西部の出水の小川は、母子で水にふれあう場として整備された100mほどの人工の小川です。
地下からくみ上げた井戸水が、深さ数センチメートルの浅い小川となって木陰を流れ、夏には水遊びをする子供達の人気スポットです。
出水口近辺のクスノキの緑も鮮やか。
堺町休憩所南側のサルスベリ。
見事にピンクの花を咲かせています。
閑院宮家は伏見宮家、桂宮家、有栖川宮家と並ぶ四親王家の一つで、1710年に東山天皇の皇子直仁親王を始祖として創立され、公家町南西部のこの場所に屋敷を構えました。
創建当初の建物は天明の大火(1788年)で焼失し、その後再建されていますが、現在の建物との関係など詳しいことはわかっていません。
明治2年の東京遷都に伴い、閑院宮が東京に移られてからは、華族会館や裁判所として一時使用され、御苑の整備が一段落した明治16年、宮内省京都支庁が設置されています。
第2次世界大戦後の昭和24年、京都御苑が国民公園となってからは、厚生省、のちに環境庁の京都御苑管理事務所などに使用されていました。
平成18年3月に改修工事を終え、京都御苑の自然と歴史についての写真・絵図・展示品・解説を備えた収納展示室と庭園などを開放しています。
京都御苑への行き方・歩き方
住所::京都府京都市上京区京都御苑3
電話:075-211-6348/Fax:075-255-6433 環境省京都御苑管理事務所
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