京都御苑~トンボ池一般公開

京都御苑の南西にある閑院宮邸の池の土を使って整備した人工池で普段は自然環境保護のため閉鎖されているのですが蓮の花咲く時季の夏休み一般公開される御苑の東南部のトンボ池に行って来ました。

夏休みということもあり、子ども連れの家族の姿が目立ちました。
各専門家の講師にもお越し頂き、みなさん熱心に解説を聞いていました。

数名のスタッフが居て下さって、とても興味深い話をして下さいます。

いました、いました、モリアオガエル
ニホンアマガエルやシュレーゲルアオガエルと似ているが、モリアオガエルはより大型になる。また、ニホンアマガエルとは目から耳にかけて黒い帯模様がないこと、シュレーゲルアオガエルとは虹彩が赤っぽいことで区別できる。

モノサシトンボは結構いたが小さいので撮影は難しい。
スマートで黒く、腹部の各節の基部に白い紋があるイトトンボの仲間。体の節が目盛みたいに見えて、まるでものさしのようなのでこの名前がついた。
オスは淡青緑色で、メスは黄色っぽい。

講師の帽子にセミが来てとまりました。

オオシオカラトンボを見つけました。
シオカラトンボを立派にしたようなトンボ。

シオカラトンボは、腰から下が急に細くなっているが、本種は尾の先までほぼ同じ太さ。
オスは濃いめの水色で、メスはくすんだ黄色。
ため池や水田のまわりの棒の先などによくとまっている。

普段は自然保護と危険防止のため入ることができませんが、池全体を覆い尽くしたハスの花が咲く、夏休に一般に開放されます。

トンボ池にはハスが群生しています。
残念ながら花は少い…。

ハスの向こうに臭木(くさぎ)が見えます。
葉や茎は臭く、花は芳香。
葉は独特のアリナミンのようなにおいがあって臭いので「臭木」

細長い花の奥に蜜源があるので、長い口吻を伸ばして蜜が吸えるアゲハチョウの仲間に人気の花です。
若芽を摘んで味噌汁、佃煮等にします。

クラブツーリズムのお勧めツアーはこちら!

京都御苑゜への行き方・歩き方

京都御苑内トンボ池(御苑東南部。寺町御門から南へ・富小路口から東北へそれぞれ徒歩約5分)

環境省京都御苑管理事務所(TEL.075-211-6348)
財団法人国民公園協会 京都御苑(TEL.075-211-6364)