この記事は誤って消去してしまった記事の再掲です。
画像は2012年4月2日訪問時のものです。
桜の開花は遅れに遅れています。
そこで、日蓮大聖人入滅の日である10月13日の前後から咲き始め、4月8日のお釈迦様の聖誕日ごろ満開となる珍しい桜、御会式桜を見に行く。
冬季の「妙蓮寺椿」、晩夏から秋季の「芙蓉」など、花の寺としても有名。
境内は無料、拝観料を払ってお庭を拝見となると庭に自由に入ってよし、三脚の規制もなしとアマチュアカメラマンにとっては至れり尽くせり。
妙蓮寺は1294年、日像上人が京都に創建した本門法華宗の大本山である。
一時衰退したが、応永年間(1394~1428)に日慶が再興、妙蓮寺と号した。
現在地には天正15年に移転する、山号の卯は、柳の字を二つに分けたもの。
山号は卯木山。本門法華宗の大本山。
塔頭が八院ある(恵光院、玉龍院、本光院、円常院、堅樹院、慈詮院、本妙院、常住院)。
御会式桜(おえしきざくら)
桜の散った花びらを拾って持ち帰ると恋愛が成就するそうです。
しかし枝を手折ったりすると恋は実らないので気をつけてください。
お会式(おえしき)とは日蓮聖人のご命日である10月13日を中心に行われる法要のことで、御命講、御影講ともいいます。
御会式桜は、日蓮大聖人入滅の日である10月13日の前後から咲き始め、4月8日のお釈迦様の聖誕日ごろ満開となる珍しい桜です。
御会式桜(おえしきざくら)の仲間
有名なのは、実光院の不断桜、妙蓮寺の御会式桜、平野神社などの十月桜。
また、植物園には子福桜という秋咲きの桜がある。
(御会式桜は種類としては、十月桜だが、日蓮聖人の亡くなられた10月13日(御会式)頃に咲き始め、お釈迦様の誕生日である4月8日(花祭り)頃に満開となるので、日蓮宗系のお寺によく植えられ、「御会式桜」と呼ばれている。)
実光院では、満開の桜と色づいた紅葉という、他では見られない景色を見ることができます。
①冬桜 豆桜と大島桜の雑種 白色一重
②四季桜 豆桜と江戸彼岸の雑種 淡紅白色一重
③十月桜 豆桜と江戸彼岸の雑種 淡紅白色八重
④不断桜 山桜系の雑種 白色八重
⑤子福桜 唐実桜と彼岸桜の雑種 淡紅色八重
袴腰型の鐘楼
この鐘楼だけが、天明の大火から生き残った建物になる。
赤穂浪士遺髪墓
赤穂藩の家臣 大石内蔵助(良雄)ら47名が討ち入り後、切腹した46名の遺髪を、
同士 寺坂吉右衛門が、赤穂城下への帰路の途中に、伏見の片岡源五右衛門の姉宅に立ち寄り託した。
1704年(皇紀2364)元禄17年2月主君の三回忌にあたり、彼女により、お墓が建立され納められる。
2002年(皇紀2662)平成14年2月に再建される。
遺髪墓の表側(全て戒名。院号は「忠誠院」)
最初どこにあるかわからなかったのでお墓番さんに聞きやっとわかった。
古くなり表面も割れてきたりしたので平成14年2月に再建したとのことで真っ新でしたので分かりにくかった。
遺髪墓の裏側(最上段中央に「大石内蔵助良雄」の名)
本堂が工事中のため塔頭の並ぶ路地を通り社務所へ向かう。
観光寺院ではないので感じのいい事務員さんが電話の子機を持って幸野楳渓の「四季の襖絵」の襖絵の説明をしてくれました(襖絵は写真撮影禁止の為ありません)
また、彼女の四季の草花の説明は仔細を極め聞いていて気持ちのいいものだった。
四季折々に訪れていい写真を撮りたいなと思った。
寺紋の三つ楓
寒咲菖蒲(かんざきあやめ)
楚々とした可憐な姿は、見る人の心を和ませてくれる。
地中海の原産。
寒菖蒲(かんあやめ)ともいう。
白のもくれんが咲いている、紫のもくれんはもう少しのようだ。
花頭窓より庭を望む。
十六羅漢石庭
白砂に十六羅漢を表す置石、釈迦三尊石を表す獅子・象を形どった石が置かれている。
江戸時代初期の枯山水庭園。
青石は伏見城の名石であったといわれ、「臥牛石(がぎゅうせき)」と称し、豊臣秀吉の寄進といわれる。
確かに、こちらから見ると涅槃の姿に見える。
この庭園には、十六羅漢石庭という名前が付いていますが、この釈迦様をのぞくと15個しか石がありません。残りの一つは拝観者(自分)自身が羅漢なのだそうだ。
座敷より庭を望む。
庫裏の前の桜の開花は遅く、御室桜し同じ時期という。
妙蓮寺へのアクセス、行き方歩き方
住所:上京区寺ノ内通堀川西入ル
拝観:境内自由、方丈・庭500円、
収蔵庫+300円
時間:10時~16時
電話:075-451-3527
休日:毎週水曜日、年末年始
地下鉄 烏丸線 鞍馬口駅 徒歩約10分
市バス 堀川寺ノ内 徒歩約3分