元興寺世界遺産めぐり

元興寺(がんごうじ)は、奈良市にある、南都七大寺の1つに数えられる寺院。蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身である。

法興寺は平城京遷都に伴って飛鳥から新都へ移転し、元興寺となった(ただし、飛鳥の法興寺も元の場所に残り、今日の飛鳥寺となっている)。

鎌倉時代からの歴史を持つ東門は重要文化財に指定されています。
元は東大寺西南院にあったものを元興寺の極楽坊の正門として移築されました。

古くて重々しい雰囲気の東門は、大きいものではありませんが、見応えのある門です。

この堂は元興寺東室南階大坊(僧坊)の一部であり、本邦浄土六祖の第一祖である智光法師が感得した浄土曼荼羅を本尊とし寄棟造に大改築された極楽坊本堂である。

極楽堂、曼荼羅堂とも呼ばれ、智光の住坊が前身という。
古来浄土発祥の聖堂として名高く、内部柱に念仏講の寄進文がある。

日本各地で分布する妖怪で、鬼の異名となるガゴゼ、がごじ、がんごじは、元興寺の鬼が起源といわれています。

初夏にはキキョウ、秋には萩が咲き誇り、境内を見事に彩り、花のお寺としても有名です。

庶民信仰の寺院に変身した元興寺極楽坊の「南庭」には「墓地」があり、古代の大寺院
としては到底考えられない光景です。

奈良時代の東室南階大坊には北側に梁間の狭い小子房が付属していた。
僧坊が中世書院化すると、小子房北の厨房となった。

寛文三年(1663)現在の形に改修され台所と呼ばれ、極楽院庫裏として機能した。
昭和四十年に境内整備にともなって現在地に移築されたが、今なお古材を伝えている。

淀君の霊が宿っているという「かえる石」。かつて河内のかわべりに
あった殺生石だったが、太閤秀吉が気に入って大阪城に運んだものだそうです。

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元興寺への行き方・歩き方

駅からの交通 JR奈良駅から徒歩20分、近鉄奈良駅から徒歩10分
駐車場規模 普通車20台
駐車場料金 無料