古代史と万葉の史跡を訪ねる 九品寺

奈良県
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真夏のウォーキングは灼熱の太陽にさらされきつい。

空は晴れ渡り大和三山が美しい。

鴨山口神社から葛城山に向かって櫛羅の集落の坂道を登ってくると、道の中に巨石があらわれます。

この巨石は室町時代にこの土地を襲った土石流とともに流れてきたそうで、村の人達がお地蔵様を彫ってお祀りしだしたのだとか。

昔、この辺りには安位寺(あにてら)という大寺院があり、この安位寺と関係のある石仏だとも言われています。

この暑さ、体にはきついのだが、きれいな空に救われる。

九品寺は、奈良県御所市楢原にある浄土宗の寺院。

山号は戒那山(かいなさん)。
本尊は阿弥陀如来。境内や裏山には「千体石仏」と称される多数の石仏がある。

この寺の創建年代等については不詳であるが、奈良時代の僧行基によって創建されたと伝えられる。

中世には御所城主楢原氏の菩提所であった。

永禄年間(1558年 – 1570年)観誉弘誓によって現在の浄土宗に改められた。

境内の裏山から大和三山を望む。

楢原氏は南北朝の戦いのとき、南朝に味方していた楠木正成公のため一族を引き連れて参戦しています。

その戦いに行くとき、一族は身代わりのため石仏を彫って菩提寺だった九品寺に奉納したのが、いまに伝える千体石仏です。

さて、九品寺はサンスクリット語で、その意味は布教でいう上品・中品・下品で、人間の品格をあらわしています。

上品の中にも上中下があって中品や下品にもそれぞれ上中下があります。

全部で九つの品があるので九品と名づけられています。

その九品寺のご本尊は木造阿弥陀如来像で、国の重要文化財に指定されています。

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