季節になると松尾大社境内を横切る一ノ井川のほとりの山吹が、水面に黄金の花を咲かせる。
一ノ井川の両岸のヤマブキと水車、いい取り合わせです。
バラ科の花で英語ではjapanese roseとも書きます。
昔から万葉集などにも多くうたわれる。
蛙鳴く甘南備川に影見えて今か咲くらむ山振の花/厚見王『万葉集』
吉野川岸の山吹ふく風に底の影さへ移ろひにけ/紀貫之『古今集』
花言葉には『気品』『気高い』など。
別名: 面影草(オモカゲグサ)
「昔愛し合っていた二人悲しい別れをした。
最後の思い出に、二人の顔を鏡にうつし、泣きながら、その鏡を地に埋めて別れた。
そのあとから、黄色い花が咲き人々はそれを面影草と呼んだという」
古さびた蔵の前にヤマブキ、いい風情だ。
楼門には、衣冠束帯に剣と弓矢を身につけた武官姿の随身(ずいじん)像が左右に置かれています。
境内を護る守護神です。
これらの像は「俗に矢大神・左大神と称する」(『大辞林』)のだとか。
またこの形式が神式の門で、随身門と呼ばれるそうです。
松尾大社の撫で亀さん。
松尾大社の神使の「亀」は「健康長寿」のシンボルとして親しまれてき。
この亀像を撫でることで その霊威にあやかり、御利益を受けることができるという。
手水舎もカメさんです。
神社文書によれば、松尾神は大堰川を遡り丹波地方を開拓するにあたって急流では鯉に、緩流では亀に乗ったといい、この伝承により鯉と亀が神使とされたとされる。
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松尾大社へのアクセス、行き方歩き方
京都市西京区嵐山宮町3
075-871-5016
阪急電車嵐山線「松尾駅」下車、徒歩約3分
市バス・京都バス「松尾大社前」下車、徒歩約3分