再開に向けて動き始めた負の遺産
総工費176億円をかけて2000年にオープンしたが、入館者数の低迷などで13年に閉館した「なにわの海の時空館」。
長く放置されたこの施設が今、大阪ベイエリアの新たなランドマークとしてよみがえりつつある。
なにわの海の時空館 再開するの
大阪ベイエリアに浮かぶ「なにわの海の時空館」は12年間活用されず、大阪市の〝負の遺産〟と揶揄(やゆ)され続けてきた。
ブルーインパルス現れず
ブルーインパルスの再来も決まったようだ
延期されていた展示飛行の新たな日程が決まり、7月12日(土)と13日(日)の2日間にわたって、ブルーインパルスが大阪の空に再び姿を現すことが正式に告知されたようです。
設計者は仏シャルル・ド・ゴール国際空港や中国国家大劇院を手掛けた世界的に著名な建築家ポール・アンドリュー氏。
全面ガラス張りのドーム建築は、今の建築法では造れない希少なものです。
海に浮かぶ近未来的なドームに、国内外の観光客の視線は釘付けです。
対岸に万博会場が見え、2030年にはIRが開業する。
開業時期を1期と2期に分け、4月の1期に陸側のカフェをオープン。
夜の幻想的なライトアップが好評で、地元の住之江区民の方々から「暗くて怖い場所」の印象が大きく変わり、「明るくておしゃれ」「夜のデートスポットによさそうと好評のようだ。
万博帰りに立ち寄れる「夜のオアシス」としても機能しています。
実際に万博を見た後、午後11時半まで営業するジュエリーに人が流れて来ています。
実は花火の観覧は混雑する万博会場内より、ジュエリーの方が特等席と言う人もいます(笑)。
大阪湾に沈む美しい夕日も絶景です。
施設の中央には、時空館時代の目玉、全長約30㍍、帆柱の高さ約28㍍の巨大な「菱垣廻船(ひがきかいせん)」があります。
約10億円をかけて復元されたこの船をステージに、DJイベントやファッションショー、国際的なレセプションが可能なイベントホールとしての活用を計画中です。
この「なみはや」という古代船、、実際に大阪湾に浮かべる実験もしていた。
今は再会を待ちわびている。
アクセス
大阪市営地下鉄 中央線:「コスモスクエア」駅下車 1号出口より約650m
ニュートラム南港ポートタウン線:「トレードセンター前」駅下車 3号出口より約600m
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