寺内町貝塚を再訪

大阪府

古き時代の町並みがひっそりとたたずむまちを散策


赤線の灯が消えて62年目、令和2年(2020)の貝塚遊郭跡のメインストリート、「本通り」です。
遊郭跡によくあることですが、周囲の道に比べて明らかに広い一本の道がまっすぐ走っている…それが遊郭の中心を走った旧大通り。

ここが現役だった頃、両側には和風洋風の建物が建ち並び、夜には嬌声がBGMとして賑わいの雰囲気を醸し出していたのでしょう。

旧新地(レンガ道)


貝塚駅の北側(貝塚市近木町)にある「レンガ道」。

水間鉄道の終点の水間観音駅から、さらに南へ4Kmのところに遊女の墓がある。

文化年間(1804年~1818年)この地で非業の死を遂げた遊女、千代の墓と伝えられています。

伝説によれば、貝塚の遊女であった千代が、病気にかかって郷里の紀州へ帰る途中、この地で川面に写る自分の哀れな姿に落胆し、断食の末、命果てたといわれています。

これを哀れんだ村人たちが墓をたて供養しました。

前回貝塚の寺内町歩きをして約半年、今回は回らなかった地区を歩いている。
泉南地域で最も古い寺内町貝塚を散策

紀州街道から分かれて本市をほぼ東西に縦断する道路、近世に水間寺への参詣道として、また木島地域と貝塚寺内町を結ぶ物資を運ぶための経済の要路でもありました。

岸和田城下と貝塚寺内からの2つのルートがあり麻生中で合流しています。

石才を過ぎると道幅が狭くなり、街道沿いには古い町並みが点在しています。

中でも清児の家並みは、1904(明治37)年に街道の幅が広げられたあとも古い景観が残されています。

水間街道には、今なお多くの道標や町石が残されており、かつてのにぎやかな往来の様子をしのばせています。

植木鉢を額縁風に仕立てたものを見た、なかなか風流だ。

グルメ情報


手打ち蕎麦 仙太郎

オシャレなカフェのような空間で、毎朝自家製紛したあらびきそば粉を使用し、香り豊かなそばを提供している。
本日のそばは今庄そば。

今庄はそばの名所でよく通った、その一部を紹介する。

今庄宿散策と越前そばの店

ずし のある町

木漏れ日の中で

その先は曲がり角 かねおれ のある今庄宿

冬まぢか 今庄でそばを食す


手打ち蕎麦 仙太郎のある地区は少し町はずれにあり、付近は風流な感じの街だ、。

そのあたりは10軒ばかりの飲食店がある。

伊能忠敬の日本沿海測量にも用いられた岩橋善兵衛生誕の地を訪ねる


紀州街道沿いに岩橋善兵衛生誕の地が、大阪の貝塚あります。
江戸時代、岩橋善兵衛がつくった望遠鏡は、多くの天文学者、大名に用いられ、伊能忠敬の日本沿海測量にも用いられます。

岩橋善兵衛の天文仲間、中盛彬(中左太夫・降井家当主)は「かりそめの独り言」で岩橋善兵衛とは、「心術の向うところ、口のはくところ我も深く交わる」と述べる。
去った友人善兵衛の墓石の刻印、
中央「釈義天」、右「文化八辛未年」 、左「五月二十五日」。
墓碑の側面に辞世が刻まれている。

今死ぬる 既(すで)に燃火(もえび)の 消え失せて
無量寿仏と なるぞ嬉しき
岩崎耕珋堂

岩橋善兵衛のお墓は、龍雲寺(大阪府貝塚市海塚3ー16ー1)の海塚墓地にあります。
そして、ここからほど遠からぬ場所に生家跡があります。

感田神社の白馬は左甚五郎作と聞いたが確かめるすべもない。

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