長居植物園では、展望島や大池の周りを中心に、人気の高い「ソメイヨシノ」の他、3月中旬に鮮やかなピンク色の花を咲かせる「ヨウコウ」や、4月中旬に八重咲きの大輪の花を咲かせる「ショウゲツ」など、約400本の開花時期が異なる桜が次々と見頃を迎えます。
日本では、サクラは固有種を含んだ10もしくは11の基本の野生種を基に、これらの変種を合わせて100種以上の自生種がある。
さらに、これらから古来から改良開発されてきた栽培品種が200種以上あり、分類によっては600種とも言われる品種が確認されている。
これら多品種のサクラのうち、ソメイヨシノは江戸時代後期に開発され、昭和の高度経済成長期にかけて日本全国で圧倒的に多く植えられた。
このため今日では気象庁が沖縄県以東、札幌以西の各地のサクラの開花・満開を判断する「標本木」としているなど、現代の観賞用のサクラの代表種となっており、単に「サクラ」と言えばこの品種を指す事が多い。
命名の由来
江戸時代末期から明治初期に、染井村(現在の東京都豊島区駒込・巣鴨付近)に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成された。
初め、サクラの名所として古来名高く、西行法師の和歌にも度々詠まれた大和の吉野山(奈良県山岳部)にちなんで、「吉野」「吉野桜」として売られ、広まったが、藤野寄命による上野公園のサクラの調査によって、ヤマザクラとは異なる種のサクラであることが分かり(1900年)、この名称では吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあった。
このため、『日本園芸雑誌』において染井村の名を取り「染井吉野」と命名したという。
ジャノメエリカ
和名の意味は蛇の目エリカで、花の真ん中に黒い葯がよく目立つことによる。
花は4月-5月に開花し、花径2cmくらいで、白に空色または青紫色の深い覆輪で、中心部に黒い点が5つある。
白色花もある。属名は「林を愛する」の意味で、茂みの中の明るい日だまりに自生していることによる。
シャガは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物である。
三倍体のため種子が発生しない。
このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えることができる。
したがって、人為的影響の少ない自然林内にはあまり自生しない。
スギ植林の林下に見られる場所などは、かつては人間が住んでいた場所である可能性が高い。
この間まできれいな花を見せてくれていたがもう果実になっている。
ススキ
カラタネオガタマ
ツツジ リージェント
カラタチ
からたちのうまら刈りそけ倉立てむ屎とほくまれ櫛つくる刀自 忌部首
(私は)カラタチなどの 棘植物を刈り取って (そこへ)倉を建てるつもりだ (だからお前は)(これからは)(そこではなく)遠くでクソをしろ 櫛を作る女よ
何ともおおらかな歌であること。
ヤマブキの花期である4~5月は、晩春にあたる地域が多く、初夏の訪れを控えている時季でもあります。
そのため、「日本の春は梅に始まり、山吹で終わる」といわれることもあります。
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