靱公園は、大阪市西区靱本町にある都市公園(総合公園)
四つ橋筋からあみだ池筋までなにわ筋を挟んでの東西に細長い敷地を有する。
信濃橋洋画研究所跡
大阪に香り高い文化を根づかせようと、大阪出身の洋画家小出楢重(こいでならしげ)・国枝金三・鍋井克之(なべいかつゆき)らが中心になって、大正13年に開設された信濃橋洋画研究所は、理論と実技を組み合わせた特色ある教育を行った。
そしてその中から、多くの専門画家を輩出した。
その後、研究所は昭和6年中之島に移り、中之島洋画研究所と改称したが、昭和19年戦争激化に伴い閉鎖された。
その間、大阪の近代洋画界の発展に大きく寄与した。
大塩平八郎終焉の地
•この頃、天保の大飢饉による影響が各地に広がり、大阪でも深刻な米不足に陥った。
平八郎は奉行所に庶民の救済を訴えたが、奉行所はこれを無視した。
さらに商家では買い占めを行うなどの状況に平八郎の怒りが爆発、天保8年2月19日(1837年3月25日)武装蜂起をするに至った。
乱は密告により鎮圧され、平八郎は靱油掛町の商家美吉屋五郎兵衛宅に潜伏、乱のおよそ1月後に役人に取り囲まれ自決した。
大塩平八郎の墓所成正寺
成正寺は江戸時代後期、当時の幕政を揺り動かし、新しい歴史の契機ともなった大阪大塩 … 続きを読む →
天理教飾大分教会前にある「大塩平八郎終焉の地碑」が教会建て替えのため移転を余儀なくされ、靫公園内に移設することになりました。
しかし、大塩事件研究会にはその資金が決定的に不足しています。
そのため、下記趣意書の通り、皆様のご支援をお願いすることになりました。
趣意書をお読みいただき、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
大塩事件研究会のブログ
「恩愛」をテーマに設置してあるオブジェ。
かつての靱塩干魚市場の跡地にあたる。
海部堀川(1951年埋立)沿いの靱塩干魚市場は干物や肥料にする干鰯などの海産物を全国から集めていたが、1931年の大阪市中央卸売市場の開場後に閉鎖され、1945年の大阪大空襲で一帯は焼け野原となった。
戦後、連合国軍最高司令官総司令部は南北幹線道路である四つ橋筋からあみだ池筋までの京町堀川(1955年埋立)と海部堀川に挟まれた細長い区域(当時の町名でいう靱北通と靱上通の大半に相当)約3万坪を接収し、占領軍の常用飛行場として靱飛行場を置いた。
1952年の講和条約発効から2ヶ月後に飛行場敷地は大阪市へ返還され、戦災復興土地区画整理事業によって1955年に靱公園が開園した。
また、同事業によって1959年になにわ筋が敷設され、公園を縦断するようになった。
大阪科学技術館 「科学技術でひらこう、地球のあした」をテーマに、 最新の科学技術を展示しております。
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敷地は五代友厚の屋敷 跡です。
東横堀散策
東側の上町から東横堀川に架かった高麗橋を越えると船場に入り、そこは「天下の貨、七 … 続きを読む →
どこを見つめるのか、大阪証券取引所前に建つ大きな銅像は、五代友厚像。
彫像 勇者に栄光あれ。
公園の北側の「京町堀」には、おしゃれなカフェや雑貨店も多い。
東園では、公園が街路ではなく直接京町堀通り南側ビル群の裏側に接しているため公園に直接面したカフェやバーが出店したり、バラ園では屋外結婚式が行われている。
梶井基次郎碑
梶井基次郎は、明治34年(1901)、旧西区土佐堀5丁目生まれで、北野中学在学時に靭に住んでいました。
東京帝国在学時に同人誌「青空」を創刊、代表作「檸檬」を発表。公園には檸檬の一節が刻まれた石碑があります。
秀吉の時代、付近一帯は雑喉場(ざこば)魚市場および塩干魚問屋街として栄え、町で魚商人たちが「やすい、やすい」と威勢のよい掛け声で魚を売っていたのを聞き、秀吉は「やす(矢巣)とは靱(矢を入れる道具)のことじゃ」と言ったことから、その言葉にあやかって「靱」という町名がつけられたとか。
また戦後、米軍に摂取された時代には、小型機発着空港として利用されたので、その説明碑もあります。
永代浜跡
靭本町付近にあった海部堀川の荷物陸揚げの便を良くするために開削した約724メートルの堀を永代堀といい、阿波堀川からの屈折点あたりを永代浜と称しました。
海産物の荷揚げ・鰹節の専門市場として靭の中心となりました。
靭海産物市場跡
干物や塩干魚、鰹節など生魚以外の海産物を売買する市場です。
17世紀後半から大坂周辺の農村では商業的農業が発達し、干魚(ほしか)は肥料として取引されました。
享保9年(1724)には干魚俵数140万俵という記録もあります。
靱テニスセンター
ハードコート(西園) センターコート1面(観客席5000人)サブ センターコート1面(観客席500人)一般コート14面アンツーカコート(東園の科学技術館横) 4面靱卓球場
バラ園やケヤキ並木のほか、国際大会の舞台になっているテニスセンター。
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