新年早々佐川美術館を訪問、こちらは1月2日より開館している。
1998年(平成10年)、佐川急便創立40周年を記念して開館。
冬枯れの木と影が印象的、彫刻家・佐藤忠良氏の作品が出迎えてくれる。
美術館の敷地は大部分が水庭(人工池)になっており、水の上に浮かぶように見える2棟の切妻屋根の展示館(竹中工務店設計・施工)は、そのデザインが高く評価されている。
夏季の夜間はライトアップされる。
広いエントランス、こちらにも佐藤忠良氏の作品。
館内は池を挟んで回廊のようになっおり、水に反射した影が揺らぎのように見えてきれいです。
まず、日本画家・平山郁夫氏の展示室へ。
氏は、日本画により「平和への祈り」を伝えるため、旺盛な制作活動を行い、わが国の風物をはじめ、日本文化の源流をもとめた「仏教伝来の道」シルクロードを題材にした作品を発表。
「樂吉左衞門館」は守破離がコンセプト。
守破離(しゅはり)は、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。
守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)。 ~ 自律的に作業を遂行できる(1人前)。
破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)。
離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)。
階段を下りて行くと、地下にある樂吉左衛門館。
正面の壁の上は水面、太陽の移動とともに水面の揺らぎがフロアに映し出される。
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