江戸時代末から明治時代にかけて、「ならまち」に点在した町家をモデルに建てられた施設。
ウナギの寝床とも表現される、間口が狭く奥行きの長いところが特徴。
入ってすぐ、休憩スペース前にある「月日の彫刻」。
基本はシンプルだが、天気で陰影が変化、すばらしい。
この日はあいにくの曇り空、でも、陰影の妙は素晴らしい。
内部からも楽しめる。
格子戸を入ると奥まで土間の「通り庭」が続き、中ほどには「かまど」が配されている。
これは、薪を燃やした煙が吹き抜けを通り、屋根の「煙抜き」に抜けると同時に、煙によって家を支える柱や梁を虫から守る役目も果たしていた。
間口が狭く、奥行きが深いという特徴を持つならまちの町家。
これは、かつて税金が間口の広さによってかけられた事と、表通りに面したいという知恵でもあると言われている。
このかまどで煮炊きするため、天井は高め。頭上には「煙抜き」があります。
「みせの間」
中の間から道路側を振り返ったところ。この陰影が町家の魅力。
表に面した格子ごしに入ってくる光で、美しいコントラストが生まれていました。
外からは見えにくく、中からはクリアに見える、町家造りのメリットの一つ。
二階への階段は、狭い空間を有効に使おうと「箱階段」として収納スペースを確保するなど工夫されている。
「中の間」「奥の間」と続く和室には、気持ちいい風が吹き抜けてきます。
「坪庭」と呼ばれる小さくも美しく灯篭などを配した中庭など、長い歴史の中で、限られた土地や空間を十分に生かすように工夫された造りになっている。
2階部分の天井も高く、格子から差し込む光の陰影が美しい。
2階から通り庭を望む。
格子の家へのアクセス、行き方歩き方
奈良市元興寺町44番地
0742-23-4820
近鉄奈良駅より徒歩約20分
JR京終駅より徒歩約10分
近鉄奈良駅、JR奈良駅より市内循環バス約15分『田中町』下車徒歩2分
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