書写山円教寺雨中散策

兵庫県
カレンダー
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

円教寺は1千余年前に性空上人(しょうくうしょうにん)によって開かれた天台宗のお寺で西の比叡山とも呼ばれている。

今日はあいにくの雨、冷たい雨の中の散策となった。
まず、磨尼殿を訪れる。

西の比叡山と称される天台宗の古寺。
西国27番札所でもあり、ロープウェイを降りれば、そこは深山幽谷の世界。

京都の清水寺に似た摩尼殿、重要文化財の大講堂、食堂などは一見の価値がある。

摩尼殿の舞台から望む「はづき茶屋」は、 塔頭での精進料理(要予約)以外に食事の出来る唯一のお店。

磨尼殿のお参りをすました後は、もう一踏ん張り、水子地蔵の丘があり後方にずらっと並ぶ。圧巻。

瑞光院、一般公開はしていないようで、切妻、本瓦葺の表門は閉められています。

円教寺の参道からは長い古びれた土塀が印象的で古寺の雰囲気がありる。

案内板によると「創建、縁起は不詳。圓教寺の各塔頭は、往時は多数あった講(信者のグループ)の宿院も兼ねていた。

瑞光院も現網干観音講の宿院となっている。

書写山の紅葉は各所にあるが、門前の紅葉は11月ともなれば、古びた土塀ともよくあって抜群の美しさである。
本尊:六臂如意輪観世音菩薩」とあります。

大講堂の東南の隅に土塀で囲まれた姫路城城主本多家の墓所があり廟屋五棟と本多忠刻らの墓碑が並んでいる。

五棟の廟屋は、江戸初期から中期にわたる廟屋の建築として県下でも例のない珍しいもの。(兵庫県指定文化財)

本多家の墓所の前、そこには三つの堂と呼ばれる大講堂、食堂(じきどう)、常行堂の三つの建物がある。

食堂から大講堂、、常行堂、本多家の墓所をのぞむ。

円教寺の鬼瓦は面白いものが多い。

三つのお堂(重要文化財)の食堂には写経をするところもあるが、鬼瓦や仏像の貴重なものも展示されている。

食堂本尊僧形文殊菩薩坐像、間近で見ることが出来る。

常行堂(じょうぎょうどう)では、ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行を行う。

本尊は、阿弥陀如来坐像。通常非公開。
本日は、。常行堂(じょうぎょうどう)では、ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行を行うのです。

常行堂
本尊は、阿弥陀如来坐像。通常非公開。
本日は、扉が開いており、隙間から坐像を撮影。。

元は往生院の本尊で、1005年安鎮の作。 明治期に大講堂に安置された。
本尊は宝冠の弥陀と呼ばれ、法・利・因・語を含めた五尊で祀られていた。

安鎮は、性空上人の弟子で感阿(かんな)上人とともに彫刻に優れた技能を持っていた。

元は往生院の本尊で、1005年安鎮の作。 明治期に大講堂に安置された。

本尊は宝冠の弥陀と呼ばれ、法・利・因・語を含めた五尊で祀られていた。

安鎮は、性空上人の弟子で感阿(かんな)上人とともに彫刻に優れた技能を持っていた。

トムクルーズと渡辺謙が挨拶を交わすシーン撮影はこの常行堂で行われた。

またNHK大河ドラマ・武蔵(2003年)や軍師官兵衛(2014年)のロケ地にもなった。

圓教寺開山の性空上人をまつる堂。

書寫山一千年の歴史のシンボルとして灯明が燃え続け朝夕欠かさず勤行がおこなわれている圓教寺奥之院の中核。

現在の建物は、江戸初期の開山堂建築の代表作。

軒下の四隅に左甚五郎作と伝えられる力士の彫刻のうち西北隅の一つは、重さに耐えかねて逃げ出したと言う伝説は有名。

回廊から護法洞、不動堂をのぞむ。

書写山円教寺には、和泉式部の歌塚がある。

伝説では、一条天皇の中宮彰子に仕えていた和泉式部が、彰子やほかの女房たちとともに性空上人を訪ねたが、上人は会ってくれない。
そこで式部は寺の柱に、一首の和歌を書いて立ち去ろうとした。

くらきより くらき道にぞ 入りぬべき はるかに照らせ 山の端の月

この歌に感心した上人は、一行を呼び戻して丁重に教えを垂れたと伝えられている。

性空上人は、式部が彰子に仕えるより早く亡くなっているから、この話は事実ではないだろうけれど、詠まれた歌は確かに存在する。

昼寝の時に顔にいたずら書きをされ、顔を映したという池。
この後怒った弁慶が諸堂を焼き払ったという伝説がある。京都で義経と出会う前のお話。

大仏さんも雨に濡れて質感がしっとり。

十妙院、江戸時代の建物、平成4~7年大修理が完成。

建物は仏間を中心とした方丈と台所を設けた庫裡とを会わせた構造、壽量院と共に圓教寺型ともいえる独特の構造を持った塔頭。

この辺りからは姫路城も視界にとらえられるはずだが、ご覧の霧では・・・・・

悪路に難儀しながら進む。

参道に沿って33体の観音様がお迎えしてくれます。

ロープウェイ山上駅からの眺望、ほぼ視界ゼロ。

関連記事


≪バスツアー/テーマのある旅特集≫クラブツーリズムお勧めツアーこちら!

書写山円教寺へのアクセス、行き方歩き方

書写山円教寺公式サイト

兵庫県姫路市書写
姫路駅からバスで30分「書写ロープウェイ行き」終点下車。ロープウェイで山上駅まで4分