鳥取東照宮 樗谿神社(おうちだにじんじゃ)

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鳥取東照宮は鳥取藩初代藩主池田光仲によって造営された。
光仲は僅か3歳で藩主となり、慶安元年12月(1649年)に藩主となって16年目にして初のお国入りを果たした。

この際、藩主としての威厳を示すため、幕府に願い出て鳥取城下への東照宮勧進を許可された。
慶安3年(1650年)に因幡東照宮が完成した。

池田光仲は徳川家康の娘 督姫の孫にあたり、徳川家康は曽祖父。

神社参道は樗谿公園となっており市民の憩いの場となっている。
樗谿川支流を樗谿神社へ向かう。

公園は樗谿神社の広大な社叢と一体化しており、園内は芝生広場、梅林、休憩所「梅鯉庵」が整備されている。

樗谿公園は、昔この地に樗(あふち)の木があったことから、いまでは樗(おうち)谿といわれているとされている。

平成元年には環境庁の「ふるさと生き物の里」にも認定されています。
鳥獣保護区で主要部は特別保護区に指定されていて、天然記念物の「キマダラネリツバメ」等が生息している。

東照宮の扁額のかかる鳥居をくぐる。

明治7年(1874年)樗谿神社(おうちだにじんじゃ)に改称され、池田忠継・忠雄・光仲が合祀された。
更に明治11年(1878年)最後の藩主・慶徳が合祀された。

平成24年(2012年)には、鳥取東照宮に改称している。

立派な石畳の参道が続く。

ホタルの名所となっている神池。
初夏には、境内を流れる樗谿川に、源氏ボタル・平家ボタル・ヒメボタルの3種の蛍が棲息していて、日没後は幽玄の世界となり観光客や地元の方にも人気のあるスポットです

随神門(ずいじんもん)の先が国の重要文化財の樗谿神社です。
このあたりは常緑広葉樹に覆われていて、カラ類やメジロのさえずりがとてもにぎやかです。

石段下から社殿を見る。

拝殿

拝殿には葵の紋所

唐門と本殿

石段の上から見た石燈籠。

安政5(1858)年成立の『無駄安留記』にも燈籠のことが載っている。
「むだあるき」という洒落たタイトルからも想像できるように、作者の好みで選ばれた名所が、きれいな絵や文章・歌とともに記されています。

この神社には、「狩野探幽」の手になる三十六歌仙の額と鷹の絵の額があることから、 この井戸を「探幽の井戸」として、今に伝えられています。

狩野探幽は、徳川家康に厚遇され、家康の没後幕府に仕えた奥絵師。
江戸時代の狩野派は、この探幽によって基礎が固まったという。

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樗谿神社へのアクセス、行き方歩き方

住所:鳥取県鳥取市上町87
お問い合わせ鳥取市観光案内所:TEL 0857-22-3318

JR鳥取駅から路線バス「県庁日赤前」下車 徒歩約15分、100円バス「樗谿公園・やまびこ館前」下車 徒歩約5分
JR鳥取駅から車で約10分
中国自動車道 「佐用JCT」ー鳥取自動車道「鳥取IC」から車で約25分 佐用から約1時間半

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