参道を奥に進むと石段があり、これを上ると『立願山』の額のかかった「山門」が建っている。
長岡京駅では一番のシャトルバスに乗ったのですが既に50~60人の行列ができている。
今日はアジサイウィークと縁日が重なりご覧のような状況。
山門前の阿形の雷神像。
阪急電鉄京都本線西山天王山駅からタクシーで10分。
阪急電鉄京都本線長岡天神駅からタクシーで15分、又はバスで奥海印寺下車後徒歩40分。
西日本旅客鉄道東海道本線(JR京都線)長岡京駅西口からタクシーで15分またはバスで奥海印寺下車後徒歩40分。
というのが本来の姿。
毎月17日の縁日のみ楊谷寺門前まで送迎シャトルバスの便あり。
西山天王山駅東口およびJR長岡京駅西口の2カ所から発着している。
今日は上書院寺宝特別公開がある。
本堂からずっと通しで見られる。
柳谷観音(楊谷寺)は、西山浄土宗総本山光明寺の末寺で、清水寺を開けた延鎮僧都を開祖とします。
伽藍は山の斜面に造られており、奥ノ院と本堂は美しい庭園のある長い回廊で結ばれて います。
しかし、アジサイウィークの志納料と合わせると1500円はちと高いかな。
随所に花手水が用意してある。
楊谷寺、善峯寺、光明寺の3つの寺院は「西山三山」と呼ばれる。
本堂と書院は渡り廊下でつながっており、目の前には江戸時代に作庭された名勝庭園(浄土苑)が広がる。
あじさいの名所としても知られる当山では、毎年6月初旬~7月上旬にかけて、境内に京都最大規模の約5,000株のあじさいが咲き誇ります。
天皇家公家や特別なお客様のみをお通ししてきた上書院からは、戦前に古都百庭として選ばれた名勝庭園(浄土苑)が眺められ、その素晴らしい眺めは多くのVIPに愛されてきました。
【あじさい回廊】
建物内にあり、書院から奥之院まで続く回廊。
名勝庭園やあじさいに彩られた回廊を楽しめる。
愛染堂の前には石版を背負わされている天邪鬼がいて、「あいりきさん」と呼ばれている。
東大寺の香炉を支えている鬼は「邪鬼」と呼ばれている。
寺で見かける邪鬼は、四天王から懲らしめられている小悪魔たちのように見えるが、本当は四天王たちの部下であり、お釈迦様の説法や仏法を邪魔するためにやってくる悪魔たちを追い払うために四天王から「やっつけてこい」と指示を待つ夜叉神(善神)であり、つまり護法神ということになる。
遠景に比叡山も望める。
【あじさいのみち】
本堂から奥の院へと続く参道では、多種多様なあじさいを愛でながら境内を散策できる。
京都にはあじさいの名所とされる寺院はいくつかありますが、その中でもこの「柳谷観音・楊谷寺」は交通の便がよくありません。
京都縦貫自動車道の全線開通により車でのアクセスが向上したものの、一部山道の狭路を走る必要があります。
そのため、大型バスがツアーで大挙押し寄せるようなお寺ではないのでじっくりとあじさい見物を楽しむことができます。
愛らしい仕掛けもあります。
淀殿弁天堂。
美顔美人と芸技達者にご利益がある。
お堂の傍には、淀城に住んでいた淀殿が、毎日顔を洗っていた伝聞が残る湧き水が今も残っている。
淀殿が、当山の観音を信仰し寄進した事を知った信者が、故事に因み寄進した「淀殿人形」が、お前立として置かれている。
この人形は、有職御人形師十二世伊東久重氏によるもの。
境内では弘法大師(空海)が眼病に効く御霊水とした独鈷水(おこうずい)を いただくことができ、毎月17日のご縁日には各地からの参拝者で賑わいます。
独鈷水は、江戸時代に眼の悪かった霊元天皇がそれで眼病を治癒したのをきっかけとして、以後歴代の天皇へ献上されるようになり、明治時代となって皇居が東京に移るまで献上は続けられた。
伝承によれば、弘仁2年(811年)、楊谷寺を参詣した空海は、堂の傍らの湧き水で、眼のつぶれた小猿を抱いてその眼を懸命に洗っている親猿を見かけると、小猿のために17日間の祈祷を行った。
すると満願の日に小猿の眼が見事に開いた。
それ以来、空海はその湧き水を眼病に効く独鈷水として広めたという。
また 毎月17日のみ、御本尊の十一面千手眼観音を拝観することができます。
ハート形のアジサイもありました。
関連記事