八月一日の朝から、祇園界隈では、夏の礼装である絽の紋付を着た芸舞妓さんたちが、日ごろお世話になっている京舞家元の井上八千代師やお茶屋さんなどを訪れる。
暖簾をくぐって「おめでとうさんどす」と感謝をこめて挨拶をする。
かっては旧暦の八月一日に行われた初秋の行事であったが、新暦に改まってからは盛夏の行事として行われている。
おかあはんを先頭に、まずは井上八千代師にごあいさつ。
徒歩で移動される方や、車(タクシー)で移動される方まで様々です。
襟足の白粉の筋が2本から3本になったり、 「奴島田」という髪型に結い直すといった舞妓さんの正装は、始業式や店出し等の特別な日にしか見る事ができない晴れ姿です。
玄関先でバッタリとあってしまいました。
お互いに「おめでとうさんどす」とあいさつ。
こちらもバッタリと
それにしても華やかです
舞妓さんは裾引きという着物を着ている。
外出時は左手でその褄を持っているのは、「芸を売っても体は売らない」という意味がある。
着物の合わせ目から男性の手が入らないような配慮だとか。
涼しげな麻暖簾
暑さも忘れます
日々通い慣れたお茶屋さんの門口に掛かる暖簾。新年の挨拶回りや八朔の折にも、払ったり、くぐったり、分けたり、仲間で互いに譲り合ったりと‥‥、その度毎に舞妓たちはハッとする美しさや華やかさを展開します。
超売れっ子の豆ゆりさん
先日、「みやび会」でお会いしたばかりなのに、またまた、八朔でバッタリと幸運にもお会いできました。
サービス精神旺盛な豆ゆりさん客の求めでハイポーズ
8月のすすきの花かんざしが涼やかです。
祇園の八朔へのアクセス、行き方歩き方
~白川(巽橋)の行き方~
市バス「四条京阪前」下車、徒歩5分。/京阪「祇園四条駅」下車、徒歩5分。
~花見小路の行き方~
市バス「祇園」「四条京阪前」下車、徒歩3分。/京阪「祇園四条駅」下車、徒歩3分。