特別公開 法華寺のカキツバタ

この記事は誤って消去してしまった記事の再掲です。
画像は2011年5月19日訪問時のものです。

いずれがアヤメかカキツバタ、とよくいわれるように、アヤメとカキツバタはよく似ている。
しかし、古くからカキツバタの方が歌に詠まれ、絵の題材にされ華道の花としても使われ、アヤメとは別格扱いされている。

そんな表れの一つが法華寺の庭園にもみられる。
京都の仙洞御所の庭園を写したと伝えられる由緒正しい庭園で、カキツバタの紫が周囲の緑や池、石組みと見事に調和している。

また、カキツバタの媚びないたたずまいがあればこそ、全体を格調高くしているのかもしれない。

この庭園は慈光殿(収蔵庫)、客殿とともに春と秋の年二回だけ特別公開する。
カキツバタが見られるのは五月十日から二十日のみ。

天平時代に光明皇后が発願した法華寺は総国分尼寺。
尼寺らしい品格は境内中にも漂う。

光明皇后様が薬草を煎じその蒸気で多くの難病者を救済されたところが浴室(からふろ)です。国指定重要有形民俗文化財です。

カキツバタに混じってエリカも咲いていました。

法華寺の上の御方と呼ばれる奥書院の南の池を中心に展開する趣庭園がある。
御所のお庭を客殿とともに移築したと伝えられる庭園で、世にこれを「仙洞うつし」と言っている。
江戸初期の名園として国の名勝に指定されている。

この庭園は総面積五百坪に及ぶ広大な庭でへの字形に渡された土橋を境に、西方は広い池となっている。

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法華寺への行き方・歩き方

法華寺公式サイト

〒630-8001  奈良市法華寺町882 
問い合わせは午前9時から午後5時までTEL:0742-33-2261/FAX:0742-33-1262

最寄駅・JR・近鉄奈良駅(徒歩35分)、近鉄大和西大寺駅(徒歩35分)、近鉄新大宮駅(徒歩20分)
駅からの交通・JR・近鉄奈良駅より近鉄大和西大寺駅行バスや自衛隊前行バスで14分、近鉄大和西大寺駅よりJR奈良駅行きバス10分「法華寺前」下車徒歩3分
駐車場規模 普通車30台、大型バス10台
身障者トイレ設備あり