浄瑠璃寺は、京都府木津川市加茂町西小(字)札場(にしお ふたば)にある真言律宗の寺院。
山号を小田原山と称し、本尊は阿弥陀如来と薬師如来、開基(創立者)は義明上人。
本堂(国宝)は寄棟造、本瓦葺き。桁行11間、梁間4間(ここでいう「間」は長さの単位ではなく、柱間の数を表す)。
堂正面の柱間装置は、左右両端間は上半を連子窓、下半を土壁とし、他の9間は板扉とする。
三重塔(国宝)は、『浄瑠璃寺流記事』によると1178年(治承2年)、京都の一条大宮から移建したとするが、もともとどこの寺院にあったものか不明。
構造上の特色は、初層内部には柱がないことで、心柱は初層の天井から立てられている。
緑深い境内には、池を中心とした浄土式庭園と、平安末期の本堂および三重塔が残り、平安朝寺院の雰囲気を今に伝える。
堀辰雄の『浄瑠璃寺の春』にも当寺が登場する。
池の周りは緑が鮮やか。
花に蝶が群がる姿が見られる。
木立の中のアジサイ、陽に透かして見る。
雨が似合うアジサイだが今年は梅雨入り宣言後雨が一滴もない。
カシワバアジサイの白が鮮やか。
透けている姿が見事。
お昼はこのそば屋で、というのが定番になってしまった。
この店のアジサイ園は広大で見事、一見の価値あり。
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