石上神宮は、日本最古の神社の一つで、武門の棟梁たる物部氏の総氏神として古代信仰の中でも特に異彩を放ち、健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就の守護神として信仰されてきた。
総称して石上大神(いそのかみのおおかみ)と仰がれる御祭神は、第10代崇神天皇7年に現地、石上布留(ふる)の高庭(たかにわ)に祀られた。
古典には「石上神宮」「石上振神宮(いそのかみふるじんぐう)」「石上坐布都御魂神社(いそのかみにますふつのみたまじんじゃ)」等と記され、この他「石上社」「布留社」とも呼ばれていた。
門前の柿本人麻呂の歌碑。
「未通女等之 袖振山乃 水垣之 久時従 憶寸吾者」
(おとめらが そでふるやまの みずがきの ひさしきときゆ おもいきわれは)
[未通女等が 袖布留山の 端垣の 久しき時ゆ 思いきわれは]
万葉集 柿本人麿 4-501
布留山(石上神宮の背後の神山、転じて石上神宮境内)に瑞垣(同神宮の禁足地の垣)が出来た昔から あなたのことを思っていました。
ニワトリは石上神宮の一番の人気者。
現在約30羽が参道をはじめ境内の各所にいる。
長鳴鶏(ながなきどり)の一種の東天紅(とうてんこう:高知県産・天然記念物)、烏骨鶏(うこっけい:天然記念物)、採卵用種のレグホン・ミノルカなどが棲んでいる。
動きの激しい子の鶏に中もし、他の鶏をおいかけて走り回る。
余りに激しく動くのでピント合わせもままならない。
他の鶏を激しく追い散らす。
そして勝ち誇ったようにひときわ高くコケコッコー。
10人前後の参拝客が懸命にカメラで追いかける中を悠々と。
何度も雄たけびを上げる。
どうですこの姿。
月に鳥では様にならないか。
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朝廷の武器庫 石上神宮
『日本書紀』に記された「神宮」は伊勢神宮と石上神宮だけであり、その記述によれば日 … 続きを読む →
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石上神宮へのアクセス、行き方歩き方
奈良県天理市布留町384
天理駅(近鉄・JR)から 徒歩:約30分
バス:奈良交通バス(苣原方面 針行き)で「石上神宮前」バス停下車 (下車後徒歩5分) – 1日数往復の運行