糺の森に祭場となる切芝がつくられ、16時から切芝神事が行われます。
切芝神事では、神馬に乗った荒御魂に向かい舞楽東游(あずまあそび)が行われます。
15時過ぎに糺の森に着いた一行は河合神社で隊列を調え、雅楽の音と共に粛々と進んで、参道中程に作られた祭場「切芝」に於いて「切芝神事」が行われる。
行列が神事の行われる糺の森に到着します。
神馬が到着しました。
神馬の背中には下鴨中通の公園で神馬に乗り換えられた御神霊が乗っています。
神馬が中央の幄(あく……帳の意)に繋がれると、顔だけ出して両側の幕が降ろされる。
神馬を通して荒御霊に神事をご覧いただくのだそうだ。
まず奉行から琴が手渡され、暫しの雅楽演奏の後、東游(あずまあそび)と呼ばれる舞楽が奉納される。
新緑が美しい「糺の森」に白い衣装が映え、優雅な舞が清々しい気分にさせてくれます。
枕草子にも清少納言が好きな舞として、東遊の駿河舞・求子(もとご)舞が登場します。
まさにこの切芝神事で見られるのは、駿河舞と求子舞だそうで、平安時代に清少納言が感じた「いとおかし」の世界を私たちも時代を超えて感じることが出来るのです。
舞は2度に舞われる。
2度目は衣の袖口を折り返し、朱の布を見せてのパフォーマンスだ。
東游の後、神前に進み出た奏者によって雅楽と歌の奏上が行われる。
次いで琴が奉行に戻され、童子に杖が渡されて、切芝神事は終わる。
荒御霊に馬からお社にお移りいただき、しかる後に執り行われる「本宮の儀」は非公開である。
今日も初夏を思わせるうだるような暑さだった、高野川ではこどもたちが川遊びに興じる。
下鴨神社へのアクセス行き方歩き方
住所:京都市左京区 下鴨泉川町59
電話:075-781-0010
FAX:075-781-4722
京阪電鉄「出町柳」駅下車、徒歩10分 地下鉄「今出川」駅下車、徒歩15分 市バス205「下鴨神社前」