ここは穴場だ! 普光寺の磨崖仏

大分県は日本最大の磨崖仏の宝庫、全国の磨崖仏の8割近くが集中していると言われているというのだから驚きです。

その歴史は古く平安時代から室町時代にかけて彫られたものが多く国東半島、臼杵地方、豊後大野地方に集中しています。

普光寺(ふこうじ)は、大分県豊後大野市朝地町上尾塚にある高野山真言宗の寺院。
山号は筑紫山。
本尊は大日如来。
アジサイで知られ、アジサイ寺(紫陽花寺)と呼ばれる。

駐車場から普光寺へ向かう、参道は道が悪いので遊歩道を進む。

山門も風格があります。

大友能直(よしなお)の死後、妻の尼深妙が能直の菩提を弔う為に建立したという
江戸時代には豊後国岡藩主中川氏の帰依を得、寺領も寄進されている。

豊後大野市朝地町の普光寺はアジサイと磨崖仏で有名です。

磨崖仏は高さ20m、幅10m程の凝灰岩の垂直壁面いっぱいに火焔を彫りその下に
大きな両眼をむき出し、左手に羂索(捕り縄)、右手に降魔の剣を握り、左右に二童子
を従え、どっかと結跏跌座した不動明王像が、中肉程度に彫出されている。

高さ11.4mと、大分県内最大で、日本国内でも最大級の磨崖仏、下を歩く人達と比較してみてください。

木で組まれた舞台というか、その上にちょこんと指揮台が。
演奏?そういえば、寺の幟にピアノ寺と書かれていたような。
確かに、ここで演奏すると反響が、岩盤と洞穴による音響効果がよさそうだ。

残念ながら、右側の石窟方向は立ち入り禁止になっていましたが、そこには懸造りの仏堂(護摩堂)がはめ込むようにして建てられていました。

磨崖仏の右側に、「金剛界」と「胎蔵界」を表す巨大な龕(がん)がある。

他の1箇所には近世の磨崖不動三尊像や丸彫りの大目如来像その他が安置され、これらを含む谷全体が1つの霊場として構成されている。

龕から普光寺の方向を望む。

龕への石段には小さな仏像がさりげなく。

石窟への道の両側にはたくさんのアジサイが。

普光寺の山門には「ピアノ寺」と書かれており、山門の中の小さな仏堂にはピアノが置かれています。
「荒城の月」や「ふるさと」の楽譜が置かれており、奉納演奏をしているようです。

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普光寺へのアクセス、行き方歩き方

住所:豊後大野市朝地町上尾塚1225
電話:0974-72-1111(朝地町企画商工観光課)