お里沢一の霊蹟 壺阪寺

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本尊十一面観音は眼病に霊験があるといわれ、お里・沢市の夫婦愛をうたった人形浄瑠璃『壺坂霊験記』の舞台としても有名。
園内には養護盲老人ホーム慈母園がある。

投身の谷の上に立つお里澤市の像。

壺阪霊験記で知られている盲目の沢市が使用したとされ、古くから当寺に伝えられている「沢市の杖」が本堂の中に置かれている。
説明によれば、この杖に触れると夫婦仲が円満になるという。

多宝塔の外見は二重塔であるが、本来は一重の宝塔のまわりに裳階がついた形であって、発生的には二重塔ではない。
宝塔とは、円形の燈身に宝形造の屋根をのせたものをいい、多宝塔の上重の腰が円形で、上に丸みがついているのはその名残りである

インドから渡来した「大釈迦如来石像」であり、台座を含め高さが15mの通称「壺阪大仏」で、平成19年11月に開眼した。

慈眼堂

慈眼堂釈迦涅槃像

「三重塔」は明応6年(1497年)に竣工したとされており、宝永7年(1710年)に大修理が行われたという。
重要文化財に指定されている。

めがね供養観音

まよけ橋

天竺渡来佛伝図レリーフ「釈迦一代記」
このレリーフは、南インド、カルナタカ州カルカラにおいて、延べ5万7,000人の石彫師の手によって、インドの石に彫刻され製作されたもの。

「八角円堂」に祀られている本尊「十一面千手観世音菩薩」。
本尊は想像していた以上に大きく、写真でもわかるように目鼻立ちがはっきりしていて、その容貌は普通に見られる仏像のそれとは可成り異なっていて印象的である。

本尊は眼の仏として広く信仰を集めている。
正面から見て右側に球を持った手が見えるが、この手が目摩尼手で眼を救う手といわれている。

「仏伝図レリーフ」の右端の近くに「天竺門」と命名された門が建てられている。
「天竺門」の名称の意味はよくわからないが、この先にインドから招来した大石像が祀られていることによるものと思われる。

県道の下に設けられたトンネルをくぐり、先に進むと小高い場所に出ると「大観音石像」が見える。

盲老人ホーム発祥の地
1961年日本で最初の「養護盲老人ホーム慈母園」が誕生。
明治のころ、失明回復祈願にまつわる沢市お里の夫婦愛を描いた浄瑠璃「壺坂霊験記」が巷に大きな共感を呼び、寺への信仰も広がった。

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壺阪寺へのアクセス、行き方歩き方

壺阪寺公式サイト

近鉄吉野線「壷阪山」駅下車。
駅前から、奈良交通バス「壺阪寺前」行きに乗車し、終点の「壺阪寺前」で下車する。
バス乗車時間約15分。
12月~2月の冬期期間のバス運行頻度は極端に少ないので、この期間中、路線バスは事実上利用できないと考えた方がよい。

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