『みんぱく』で世界を覘く インドネシア編

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インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家。
首都はジャワ島に位置するジャカルタ。

5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国である。

赤道にまたがる1万3,466もの大小の島により構成される。
人口は2億3000万人を超える世界第4位の規模であり、また世界最大のイスラム人口国としても知られる。

木彫 「ビス」 アスマット族

ニューギニア島南部に住むアスマットの人々は、戦闘などで多数の死者が出た時に儀礼を行い、この木彫のビスを創った。

死者の像を重ねたビスは、敵への報復が成功するまで男性集会所の前に立てておかれた。

アスマット族はニューギニア南西沿岸部の沼沢の多い、平坦で広大な熱帯雨林に住んでいる。

石をまったく含まない沖積土の地であるため、石斧は遠く離れた高地地方の部族と物々交換して手に入れていた(現在はナイフや斧なども使用している)。

祖先崇拝が中心である。殺した敵の頭蓋骨を枕にして休むと、祖先の霊が休まると信じられている。

アスマット族には木と人間は同じであるとする象徴的な考え方がある。

首狩りの風習があったため、木の実を食べる動物すべてを首狩りの思想の象徴とみなしており、サイチョウやオオコウモリを絵や飾りにして尊んでいる。

また交尾の直後に雌が雄の頭を食いちぎってしまうカマキリも同じ理由で大きな意味を持っている。

現在首狩りの風習は、インドネシア政府の指導により絶えている。

穀倉 トラジャ族

穀倉は稲穂や籾を貯蔵する倉庫であり、また、稲の霊の安息所でもある。

壁面を飾る水牛、ニワトリ、太陽などの彫刻はトラジャの神話や儀礼において重要な意味を持つ。

トラジャ族は、スラウェシ島中央部および南部の山岳地帯に居住する、トラジャ語系統の言語を話す部族。

境界が明確な村々に分散して住み、その数は20を越えた。
それぞれの村は独立しており、時に敵対し戦争を行うこともあった。

天秤 スンダ族

背負い籠が山地民の運搬用具であるのに対し、天秤は主に平地明の運搬用具である。

天秤は物売りや農作業などに広く使われる。
天秤の先に漬けられる籠には、その用途によってさまざまな形がある。

筌(うけ) スンダ族

細く割った竹を編んで筒形あるいは籠状に作り、水中に沈めて魚・エビなどをとる漁具。
入ったら出られないように返しがついている。

スンダ族は農業を生業として水稲耕作を行っており、チアンジュール(英語版)などが良質な米の産地としても知られている。

1970年代の終わりにググム・グンビラ(Gugum Gumbira)が創始したスンダ族の新作舞踊ジャイポンガンが知られている。

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