民博で年末年始恒例の干支展示イベントが行われている。
12回目を迎えるそうだ、2016年の干支「申」にちなんで「さるになるひと」、「かみになるさる」、「ひとになるさる」の3つのキーワードでみんぱくにいる「さる」が紹介されている。
三猿(さんざる、さんえん)とは、3匹の猿が両手でそれぞれ目、耳、口を隠している意匠である。
三猿は世界的にも”Three wise monkeys”として知られ、「見ざる、聞かざる、言わざる」という叡智の3つの秘密を示しているとされる。
インドのマハトマ・ガンディーは常に3匹の猿の像を身につけ「悪を見るな、悪を聞くな、悪を言うな」と教えたとされており、教科書などに「ガンディーの三猿」が掲載されている。
三猿 スイス
日本語の語呂合わせから日本が三猿発祥の地と思われがちだが、3匹の猿というモチーフ自体は古代エジプトやアンコールワットにも見られるもので、シルクロードを伝い中国を経由して日本に伝わったという見解がある 。
「見ざる、聞かざる、言わざる」によく似た表現は古来世界各地にあり、同様の像も古くから存在する。
しかしそれぞれの文化によって意味するところは微妙に異なり、またその起源は未だ十分に解明されておらず、今後の研究と調査に委ねるところが大きい。
仮面 グアテマラ
仮面 ペルー
大償神楽の仮面 岩手県
「大償神楽」は、. その昔は、山伏が修行の為に舞ったもので、見るだけでも、人生観を変えてしまうほどに強烈な印象をもたらす芸能であった。
四猿 カナダ
三猿は英語では”see no evil, hear no evil, speak no evil.”という。
have no funは楽しくないというほどの意味かな。
三猿(彫像) インドネシア
変わり三猿 ベルギー
変わり三猿 「見よ」「聞け」「言うな」
ヨーロッパには、見よ、聞け、言うな という意味の、三猿が多いらしい。
神像(ハヌマーン) インド
ハヌマーン(हनुमान् Hanumān)は、インド神話におけるヴァナラ(猿族)の1人。
風神ヴァーユの化身であり、ヴァーユが猿王ケーシャーリーの妻(アプサラスとする説もある)アンジャナーとの間にもうけた子とされる。
ハヌマット(हनुमत् Hanumat)、ハヌマン、アンジャネーヤ(アンジャナーの息子)とも。
名前は「顎骨を持つ者」の意。変幻自在の体はその大きさや姿を自在に変えられ、空も飛ぶ事ができる。
大柄で顔は赤く、長い尻尾を持ち雷鳴のような咆哮を放つとされる。
像などでは四つの猿の顔と一つの人間の顔を持つ五面十臂の姿で表されることも。
三猿(ローソク) オランダ
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