神戸で最初に公開された異人館 うろこの家

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「うろこの家(旧ハリヤー邸)」は、神戸で最初に公開された代表的な異人館。

インテリアも昔のままに、完全な状態で保存されている全国でも数少ない洋館で、貴重な文化遺産として、国の登録有形文化財に指定されている。

さらに、兵庫住宅百選にも指定されている伝統的な建築物。

以前、中央の円筒形の塔部は、2階から螺旋階段で3階の塔屋へと続いていました。

その展望室から貿易商は彼らの貨物を積んだ船の入出港をウォッチしていたそうです。

神戸港を出港する船を見送りながら航海の安全を祈り、時には海の彼方の故郷へ思いを馳せたことでしょう。

猪の鼻を撫でると幸運に恵まれるジンクスが古くから伝えられているカリドンの猪(愛称ポルチェリーノ)

外国人のための高級な借家として、居留地に明治18年に外国人設計者により建築されたと伝えられています。

外国人が居留地から北野町へ移り住むようになり、それに伴って、六甲山麓の緑が迫る、ひときわ高い現在のこの地に明治38年に移築されました。

最後の住人は明治33年に来日したドイツ教師E・ハリヤー氏の子息R・ハリヤー氏となっています。

アール・ヌーボーの花形作家『エミール・ガレ』のガラス工芸品、ティファニーランプ『マイセン』のアンティークドール、カップ、皿。

天然石のスレートで覆われた建物の外壁が魚のうろこに似ていることから「うろこの家」と愛称で呼ばれ、親しまれています。

スレートとは、粘板岩と言われる堆積岩の一種で、日本では瓦や硯などに古くから使用されている天然石です。

建物を覆うスレートの枚数は約3000枚とも言われています。

「ソクラテスの灯」A・レイチェル 18c フランス

うろこ美術館は、「うろこの家」の姉妹館として1982年に開館。

ヨーロッパの近・現代絵画の名作を幅広く収集して展示している。

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