泉佐野 旧家 旧新川家住宅

大阪府
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泉佐野市北西部に位置する旧市街で、今でも蔵や古い町屋が残っており、当時の自然に広がっていった町場は非常に細く曲がりくねっており、「迷宮都市」とも呼ばれます。

もとは18世紀末から同地で醤油業を営んでいた新川家(にいがわけ)の住宅であり、泉佐野市の指定文化財となっている。

宅地そのものに直角のコーナーがなく、その土地にできるだけ敷地いっぱいに家を建てたために、自体も角のコーナーがなく、台形型の建物となっています。

そのため、壁や柱等の間隔が行くはなく、複雑な構造をしています。

主屋を北側から望む、屋根は入母屋造、本瓦葺で、途中に段差を設けて瓦を葺く、いわゆる錣葺(しころぶき)とする。

さの町屋の民家や土蔵建築で多く見られます。

もともと醤油屋の商い。

中二階に樽(たる)が並び、醤油屋の雰囲気。

樽(たる)、壺(つぼ)、枡(ます)、徳利(とっくり)、秤(はかり)などの道具を使ってみることもできます。

井戸も健在のようです。

醤油屋の帳場と下店(しもみせ)のようすを再現しています。

帳場の前に立つと、量(はか)り売りが中心だった頃の売り買いのやりとりがさりげなく聞こえてきます。

幕末の文人絵師、日根対山の襖絵

食い違いの間取り

四部屋は田の字」に仕切らず、真ん中で食い違い」がある間取りです。
泉州や紀北の民家の色であり、学問的にはとても貴重なものです。

居室部の間取りは平入り系であるが、角屋部分に正面入口を設けるため、妻側に入口があるように見える。

居室部は6室からなるが、上手の座敷と仏間は明治時代初期の増築によるもので、当初の間取りは口の間・座敷・台所・納戸の食い違い四間取り(くいちがいよまどり)に復元できる。

五右衛門は『京都大事典』によると、安土桃山時代の大盗賊で、文禄3年に捕らえられ、豊臣秀吉の命令で子とともに三条河原で釜煎の刑に処せられた。

江戸時代に浄瑠璃や歌舞伎に取り上げられ、伝説化していく。

安土・江戸時代初期の公家・山科言経が記した『言経卿記』にも記されていることから、実在した人物だと思われる。

ただ、日記には文禄3年(1594)8月24日の項に「盗賊など十人の者と釜煎りになった」とあり、命日が違っている。

一説には、12月12日は命日ではなく、五右衛門の生まれた日とも。

12月12日のお札は逆さに貼ることから、「逆さ札」と呼ばれる。ところで、なぜ、お札を逆さに貼るのだろう?

昔、泥棒は天井裏から忍び入ったため、お札を逆向きにし、泥棒からは12月12日と読めるようにしたとのこと。

つまり、あの天下の大泥棒でも最後は捕まって釜煎にされた。

「おまえも、同じな目に遭うぞ」と脅して、泥棒を戒めるためだそう。生きながら煎られるという恐ろしい刑罰に処されたのは盗賊として名を馳せていただけでなく、当時の天下人・豊臣秀吉の首を狙ったからだとされる。

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募集要項では、良好な吸水性を発揮する泉州タオルがおすすめとのことです。
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入母屋造本瓦葺の町家建築であるが、木割が太く豪壮な農家風の部分もある。

現在は泉佐野の町場活性化の拠点施設「泉佐野ふるさと町屋館」として、各種地域イベントに活用されている。

江戸時代中期にさの町場で流行した様式を各種取り入れており、当時の特徴を残している。

(さの町場には約150軒程度の民家が、江戸時代からの伝統様式を残したまま現存している。)

手作りの吊し飾り

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