玄関に網代笠(あじろがさ)があった。
そして中に入ると「旅」と題するぶんが掲げてある。
土に帰るたびか・・考えさせるね。
方丈への入口の門は「袴腰(はかまごし)造り」と呼ばれ、唐破風造りの破風の曲線が直線になってる非常に珍しい様式。
当時は、法要儀式や高貴な方々の出入り以外は使用されなかったそうです。(重要文化財)
なにか意味あり気な置物だ。
涼しそうな座布団。
見上げるときれいな青空、先ほどまでとうってかわって・・・
紅い紅葉が印象的。
余香苑へ。
陰陽の庭(陰)は、黒砂
黒砂が敷き詰めれれた枯山水庭園で、陰陽道における「陰の数=偶数」の象徴である8つの石が配されています。
瓢箪型が可愛いお茶席の小窓。
2016年春「妙心寺退蔵院のさくら特別拝観」
退蔵院ではこの時期、お食事つき特別拝観プランが行われている。 退蔵院の目玉で国宝 … 続きを読む →
お茶席のお部屋は、庭園全体を見渡せるように障子の下半分にガラスをはめ込んだいわゆる「雪見障子(ゆきみしょうじ)」になっており、座りながら庭園の風景を楽しめるように工夫されていました。
前の庭の景色がリフレクションになっている。
この景色が写り込んでいる。
昭和の名作庭家・中根金作(なかねきんさく)によりデザインされた、池泉回遊式の余香苑(よこうえん)が眼前に広がります!
この方は「昭和の小堀遠州(こぼりえんしゅう)」とも呼ばれており、日本庭園ランキングで16年連続で1位を取得している足立美術館(あだちびじゅつかん)の庭園を手掛けたことで有名です。
退蔵院は、応永11年(1404)に無因宗因禅師を開山として建立されたお寺。
「退蔵」という言葉には、「価値あるものをしまっておく」という意味があるそう。
これは、陰徳(人に知られないようにして善行をする)を積み重ね、それを前面に打ち出すことなく、心に秘めながら布教することを表しているらしい。
先ほど方丈でお参りしていた人達がお庭見物にやってきた、そろそろ場所を開けるか。
空が抜けるように青い。
門前に佇む僧侶、鯰について聞いてみた・・・・
退蔵院の目玉で国宝に指定されている『瓢鮎図(ひょうねんず)』。
「ただでさえ捕まえにくいなまずを、こともあろうに瓢箪で捕まえようとする。」この矛盾をどう解決するか、将軍義持は当時の京都五山の禅僧31人に賛詩を書かせました。
高僧連が頭をひねって回答を連ねた様子は正に壮観です。
宮本武蔵は妙心寺の住持になられた愚堂東寔禅師のもとへ参禅に足を運びました。
愚堂東寔は妙心寺で三度住職をお勤めになられましたが、武蔵が教えを求めに上洛したときに、退蔵院所蔵の瓢鮎図を目にしたのではないかと伝わっています。
武蔵自作とされる刀剣の鍔が岡山県美作の「宮本武蔵資料館」に現存しておりますが、それには「瓢箪と鯰」がくっきりとデザインされています。
武蔵の里
長躯、岡山まで遠征、武蔵の里到着。 武蔵の里は岡山県美作市宮本の宮本武蔵生誕伝承 … 続きを読む →
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