のどかな「柳生の里」を見渡す摩利支天山

奈良県
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摩利支天山へ向かう途中で見かけた天狗の案山子、とても怖そうです。

摩利支天(まりしてん)山は、剣豪の里「柳生」エリアの中心部、「柳生八坂神社」や「陣屋跡」に近い場所にある小高い丘(山)です。

柳生の集落を望む眺めの良い空間には、隣接する柳生八坂神社も創建した柳生藩2代藩主の柳生三厳の子柳生宗冬が武道・武将の神様としても信仰を集めた「摩利支天」を祀ったとされており、かつては祠があったとされています。

現在は祠は残されていませんが、それにちなんで「摩利支天碑」と呼ばれる石碑もあり、摩利支天のレリーフが刻まれています。

丘から家老屋敷を望む。

芳徳寺など柳生の名所や街並みが一望できます。
丘には桜が植樹され、春には桜で彩られます。

柳生中学校の南に位置する摩利支天山は、校地の一部であり、かつては桜の名所であった。

雑木の茂るままに長年放置されてきたこの山を復活させるために、以下の取組みを行った。

① 柳生中学校の環境整備活動の一貫として、生徒・教職員・保護者が頂上付近を伐採。
② 伐採の専門家を含む地域ボランティアが急 峻な斜面を伐採。

今後は、山桜の苗を入手し、苗木の植樹にふさわしい時期を選んで、関係者全員の手によって植樹する予定。

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