西尾城は、鎌倉時代前期に三河守護の足利氏が築城した西条城が起源とされ(異説あり)、戦国時代の城主の変遷に伴い規模が拡大、1585年に徳川家康の命により近世城郭に改築された。
『三河物語』には、徳川家康による桶狭間の戦い後の三河統一戦で「西尾の城を得」と記載されている。
再建された鍮石門(ちゅうじゃくもん)は、間口約9m、奥行き約5m、高さ約7m、城主の居所である二之丸御殿(にのまるごてん)に至る表門だった。
その名前から、扉に真鍮(しんちゅう)が飾られていたとも言われている。
姫丸辰巳櫓跡。
姫丸門跡。
城郭図や平成6年の発掘調査によって平成8年に再建された本丸丑寅櫓は、本丸の丑寅(北東)の隅に建てられた櫓で、城内の隅櫓のうち一番高い建物でした。
三層、高さ約10メートルの木造本瓦葺、壁面上部は漆喰塗籠、腰部は下見板張り。
天守は本丸におかれることが多いが、二の丸に天守が築かれたことは西尾城の特徴です。
絵図によると天守は三重で、一階は東西約16m、南北約13m、高さは約16m、石垣の高さは土居と合わせ約12mと記されています。
復元した天守台は高さ約6mで、石材には幡豆石を使用し、一部に発掘調査で見つかった天守台の石垣を再利用しています。
天守閣の再建が計画されていると聞く。
天守台の中央にある色の違う石が、発掘調査で見つかり、再利用したもの。
京から移築された旧近衛邸は、摂家筆頭として左大臣を務めた近衛忠房に嫁いだ夫人の縁で、島津家によって江戸後期に建てられたもので、書院と茶室からなっています。
六畳の茶室は、床框(とこがまち)がひときわ高く、点前座の奥に床の間を構えた「亭主床」(ていしゅどこ)という特異な構成で、瀟洒な花釘や花明窓(はなあかりまど)が用いられた公家の茶の湯にふさわしい品格を感じさせるものです。
姫の丸跡には、西尾市資料館が建てられおり、縄文時代から現代に至る西尾の歴史的財産を一堂に展示。
西尾神社。
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西尾城へのアクセス、行き方歩き方
西尾市錦城町231番地1
名鉄西尾駅から徒歩10分
または六万石くるりんバス右廻りコースで16分、「歴史公園西」下車、徒歩3分