琵琶湖の北東岸を北上し、余呉湖の北の柳ヶ瀬、県境の栃ノ木峠をへて越前・加賀に通じる北国街道は、かつての重要な街道でした。
多くの商人、旅人、武将らが頻繁に利用、長浜はその宿駅として、また湖上交通の要として栄えた町です。
街道沿いには今も、港町の風情を残す舟板塀や紅殻格子(べんがらごうし)、虫籠(むしこ)窓の家々や白い土蔵を持つ老舗の商家、道中安全を願った常夜燈などが建ち並び、昔の面影を色濃くとどめています。
「長浜大手門通り商店街」は長浜を代表する商店街だろう。
この通りには黒壁ガラス館や海洋堂フィギアミュージアムなどの観光スポットがあり、非常に賑わっている。
通りから右を見ると大手門通りのアーケードの入口の上に、曳山の舞台で演じられるこども歌舞伎の素晴らしいレリーフがありました。
明治時代に、鉄道を誘致したり、銀行が作られたり、次々と最新の公共施設が建設されました。
今、それら昔ながらの家並みが風景にとけ込んで、モダンで落ち着いた町の様相を見せています。
今日のお昼は毛利志満 長浜店。
この通りは建物を「のこぎり状」に不規則に建てた「武者隠れの道」とよばれる中世城下町の遺構が残されています。
これは戦時における市街戦を想定したもので、この町が戦国時代に豊臣秀吉によって築かれた長浜城の城下町でもあることを色濃く物語っています。
常夜灯門ーの残る街道筋。
南北に走る通りには多くの魅力的な建物やショップが軒を連ねる。
古い和風旅館も残る。
珍しい土産物の店が並び観光客の目を引く。
車窓から、この辺りは湖畔に沈む夕日が美しい場所として知られる。
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