登美子の実家である当館は、彼女の父である第二十五国立銀行の頭取山川禎蔵が建てた邸宅。
本名・とみ。1879年(明治12年)7月19日:福井県遠敷郡竹原村(現小浜市)に生まれる。
生家は小浜市の上級藩士の旧家筋。
1909年(明治42年):夫の駐七郎から感染した結核が元で、生家で死去。
29歳の若さだった。
与謝野鉄幹により、「白百合の君」と称される。
与謝野鉄幹、与謝野晶子とともに、明治時代の詩歌誌「明星」を代表する歌人として知られる山川登美子を記念する施設で、彼女の実家を館施設として2007年4月21日に開館した。
館内には短歌集、与謝野鉄幹から朱で添削を受けた歌稿、生前の身回品、琴、与謝野晶子と一緒に撮影された写真パネル、鉄幹・晶子との三角関係の資料、直筆の辞世の句などを展示する。
主屋のほか、離れ、土蔵、表門、中門が国の登録有形文化財に登録されている。
奥座敷「登美子の間」は、彼女が息を引き取った部屋。
館内は撮影禁止であり、奥座敷の前の廊下から撮影、登美子はこの庭に頭を向けて寝ていたという。
記念館の庭にあるにある辞世の歌碑「父君に召されていなむとこしへの夢あたたかき蓬莱のしま」
小浜公園の入口付近(湾の反対側)にあり、女性の腰のようにくびれた白い石に、『恋衣』の「白百合」巻頭歌が刻まれています。
髪長き少女(おとめ)とうまれ しろ百合に
額(ぬか)は伏せつつ君をこそ思へ
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山川登美子記念館へのアクセス、行き方歩き方
福井県小浜市千種一丁目10-7
小浜線 小浜駅 徒歩10分