今年の最終記事は九州からの船旅です。
新門司出航は雨の中、気分を入れ替えようとレストランで乾杯。
小豆島を過ぎて明石海峡も間近だが船は暗い海を進む。
デッキに立つと北風が冷たい。
明石海峡大橋が見えてきたが、上空には厚い雲が。
この時期日の出と橋のコラボが期待できるはずなのだが、あいにくの天候。
明石海峡大橋の辺りで上海からの蘇州号を追い抜く。
老朽船とのスピード差は大きく、ここから南港までに30分以上の差ができてしまう。
デッキは吹き付ける北風が冷たく皆、プロムナードを出ようとしない。
厚く立ち込めた雲間から泉州の山並みが見えてきた。
丁度この時間帯、神戸空港へ着陸する飛行機と遭遇する。
よく晴れた日だと神戸の街並みを走るように飛ぶ飛行機の姿がとらえられるのだが、今日は街の色に溶け込んで画像としてははっきりしない。
神戸空港の運用は、着陸は東向き、離陸は西向きが基本であり、多少の追い風でもこの運用を行っている。
IFRの飛行経路は明石海峡側に離着陸するように設定されており、滑走路27から西向きに離陸する場合はそのまま明石海峡上空のMAIKOポイントへと向かう。
滑走路09から東向きに離陸する場合は、離陸後に約180度右旋回してMAIKOポイントへ向かう。
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