ヘリコニア・ロストラタ(学名:Heliconia Rostrata)は、ペルー~アルゼンチンなどの熱帯アメリカ原産で、オウムバナ科オウムバナ属の熱帯性常緑多年性植物。
花序が下垂性をしたヘリコニアということで、ハンギング・ヘリコニア(Hanging Heliconia)や、ロブスター(海ザリガニ)の鋏(はさみ)のような形をした苞(ほう)が特徴的なので、「ロブスタークロー(Lobster claws)」とも呼ばれます。
苞は鮮やかな朱色で先端は黄色い。
苞から花径が5~6 cmの黄花が咲きますが、苞ほど魅力はありません。
ピンポンの木という名前から、卓球のピンポンをイメージしたのですが、卓球のピンポンとは関係ないそうです。
中国語で頻姿(ピンポー)と呼ばれ、発音から英名でピンポンツリー(Pingpongtree)と呼ばれるようになったので、このような名前になったようです。
エンセテ・ラシオカルプム
金色の蓮(エンセテ・ラシオカルプム 地湧金蓮) 蓮の仲間なんですね。
「タマゴノキ」と呼ばれる熱帯果実で、同名で呼ばれるウルシ科のタヒチモンビンとは、花、樹皮、葉が異なる。どちらも卵大の実を付け、秋には熟して黄色くなるが、タヒチモンビンが縦長であるのに対して、タマゴノキは球形である。
タマゴノキの実も食用に出来るが、酸味が多くて美味しくないそうである。
アワプヒは英名でジンジャーと呼ぶ通り、ショウガ科の植物です。
根っこを見ると確かに食用の生姜のような形をしており、同じ種類であることが頷けます。
アワプヒの花言葉には「豊かな心」「慕われる愛」などがあるようです。
「豊かな心」という花言葉は、夕方になるにつれて花の香りが強く広がっていく様子から。
「慕われる愛」という花言葉は、ジンジャーのもつその魅力的な甘い香りからつけられたようです。
ファレノプシス・ヘリーナ
東南アジアのマレー半島からボルネオ島に分布しています。
雨林に生え、樹木や岩上に着生します。
茎は短く、倒卵形の葉を2~5個つけます。
春から夏にかけて、花茎をのばして淡黄緑色と赤紫色の花を咲かせます。
ビオラケア種と非常に似ていますが、形態的にはビオラケア種の花披片が楕円形なのに対して、本種では卵形です。
また本種には「レモン」のような芳香があります。
オオイタビ(Ficus pumila)はクワ科イチジク属の常緑つる性木本。
東アジア南部に分布し、日本では関東南部以西、特に海岸近くの暖地に自生し、栽培もされる。
茎から出る気根で固着しながら木や岩に這い登る。
オオイタビの名は、イタビカズラに似て大型であることによる。
台湾に生育する変種のアイギョクシ(Ficus pumila var. awkeotsang)は果実を食用に用いる。
ヒョウタン
最古の栽培植物の一つで、原産地のアフリカから食用や加工材料として全世界に広まったと考えられている。
乾燥した種子は耐久性が強く、海水にさらされた場合なども高い発芽率を示す。
狭義には上下が丸く真ん中がくびれた形の品種を呼ぶが、球状から楕円形、棒状や下端の膨らんだ形など品種によってさまざまな実の形がある。
ヒョウタンは、苦み成分であり嘔吐・下痢等の食中毒症状を起こすククルビタシンを含有し、果肉の摂取は食中毒の原因となる。
どこで苗木を手に入れたのか田舎で父親が庭に植えていた、子供の頃よく採って食べたものだ。
ポポーはバンレイシ科の植物で、原産地は北米。
英語ではpawpaw(ポーポー)といい、かねてよりネイティブアメリカン(俗にいうインディアンのこと)に親しまれてきたフルーツ。
またの名としてpoor man’s banana(貧乏人のバナナ)など、なんとも面白いネーミングがついています。
原生地は東南アジア・中国南部・台湾などであり、日本には江戸時代初期に渡来した。
漢字をそのままに音読みしているが、本品の貿易船主である謝文旦という人名の潮州語読み(ジアブンタン、zia bhungdang)に因む。
果肉が淡い黄色の品種(白欒)を文旦(ブンタン)、果肉が赤い品種(朱欒)を謝文(ジアブン)と呼び分けたとも言われる。
ザボンは第二次世界大戦前にはジャボンと呼ばれるのが一般的で、ジアブン、ジャボン、ザボンと変化したと考えられる。
日本において、クリは縄文時代初期から食用に利用されていた。
長野県上松町のお宮の裏森遺跡の竪穴式住居跡からは1万2900年前~1万2700年前のクリが出土し、乾燥用の可能性がある穴が開けられた実もあった。
縄文時代のクリは静岡県沼津市の遺跡でも見つかっているほか、青森県の三内丸山遺跡から出土したクリの実のDNA分析により、縄文時代には既にクリが栽培されていたことがわかっている。
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