今日は立秋、まだまだ夏真っ盛りといった感じです
立秋とは暦の上での秋の始まりですが、実際には秋はまだほど遠く、立秋の期間に暑さのピークがやってくる年も少なくありません。
二十四節気の日付の決め方は、時代によって様々あったようですが、現代では地上から見た太陽の動きをもとにしています。
1年の太陽の通り道(360度)を24等分した15度ごとに決められ、その位置によって二十四節気名を当てはめています。
今日は、暦の上では「秋」となり、本来なら涼しい風が立ち秋の気配を感じる頃とされていますが、実際にはまだまだ暑い毎日が続く季節です。
では、なぜズレが生じるのでしょうか?
これは、二十四節気の起源当時の中国よりも日本の気候の方が半月〜1カ月程度遅かったため、季節を表す言葉と実際に感じる季節に差が出てしまったのです
日本では春夏秋冬の四季があり、昔から日本人は季節に合わせた「風物詩」をさまざまな形で楽しんできました
例えば食べ物。
「旬のものを食すると健康に過ごすことができる」として、夏には身体を冷やす食べ物を、冬には身体を温める食べ物を食するなど、風習や知恵とともに生活に根付いてきました。
立秋の頃に旬を迎える食材は「桃」「無花果(イチジク)」「なす」「ズッキーニ」などです。確かにこの季節にいただく「桃」は瑞々しくておいしいですね。
実際の季節との乖離は経験上2週間くらいかなと思っています。
藤原敏行は「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」(古今和歌集)と詠んだ
立秋はまだまだ暑さが厳しいですが、身近で季節の移り変わりを感じられるものがあります
お盆の行事
一般的なお盆は8月13日~16日とされ、立秋の期間に重なります。お盆の時期、各地で様々な行事が行われますが、京都の五山の送り火は有名です。
五山の送り火は毎年8月16日に行われ、京都に夏の終わりを告げる風物詩となっています。
旬の食べ物
立秋のころに旬を迎える食べ物は、桃やいちじく、なす、とうもろこし、オクラ、枝豆などがあります。
セミの鳴き声
「立秋」のころ、聞こえてくるセミの鳴き声に気をとめてみてください。
ミンミンゼミの「ミーンミンミン」や、クマゼミの「シャーシャー」などの大合唱から、だんだんとツクツクボウシの「ツクツクボーシ」など今まで聞こえなかったセミの鳴き声が聞こえてくるようになります。聞こえてくるセミの鳴き声からも季節の移り変わりを感じることができます。
夏と秋が行き合う「ゆきあいの空」
空にも少しずつ秋の気配がみられるようになります。
立秋のころ、夏の雲と秋の雲が同時に現れることがあり、二つの季節が行き合う空を「ゆきあいの空」といいます。
夏の雲といえばもくもくとした力強い雲(積雲・積乱雲)、秋の雲といえば刷毛で書いたような薄い雲(巻雲)やうろこ雲(巻積雲)などがあります。まさに夏から秋へと移り変わる時期だからこそ、楽しめる空。
季節が進むとともに、いろいろな種類の雲もみられるようになります。
静かに夏に別れを告げる嵯峨の送り火・宵弘法 | 大覚寺
ブログの記録に見る行く夏来る秋
立秋
立秋(りっしゅう)は二十四節気の一つで、暦の上では秋の始まりとされる日です、過去のブログに見る立秋。
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紅葉や落葉が綺麗な時期になれば、初秋の候を使うのか知りたいですよね、過去のブログに見る初秋。
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