北陸

ああ岩壁の母 舞鶴引揚記念館

舞鶴港は、戦中は旧海軍の軍事的拠点として使用されていたが、戦後は大陸に進駐していた軍人軍属や一般人の日本本土への引揚、および日本に在留していた中国・朝鮮人の送還のための指定港のひとつとなった。 他港が早々に引揚港から除かれたため、これら引揚...
四国

南海の名城、高知城

高知城は大高坂山(標高44.4m)上に築かれた、梯郭式平山城。 山の南を流れる鏡川、北の江の口川をそれぞれ外堀として利用している。 別名、鷹城(たかじょう)。 本丸の建物が完全に残る唯一の城として知られている。 追手門 高知城の表門。 石垣...
四国

蜂須賀氏の居城 徳島城

吉野川河口付近の中洲に位置する標高61メートルの城山に築かれた山城と城山の周囲の平城からなる、連郭式の平山城。 北を助任川、南を寺島川(現在のJR線路)に囲まれ、東には堀を設けた、自然の地形を巧く利用した城だった。 天正十三年(1585)阿...
奈良県

お里沢一の霊蹟 壺阪寺

本尊十一面観音は眼病に霊験があるといわれ、お里・沢市の夫婦愛をうたった人形浄瑠璃『壺坂霊験記』の舞台としても有名。 園内には養護盲老人ホーム慈母園がある。 投身の谷の上に立つお里澤市の像。 壺阪霊験記で知られている盲目の沢市が使用したとされ...
名城の旅

筒井家の本拠 高石垣の城 郡山城

平山城または平城として明智光秀や藤堂高虎らが普請に携わり、筒井順慶や羽柴秀長らの主導によって改修された。 主な城主は筒井氏、豊臣氏、水野氏、柳沢氏 鉄御門跡 本来ならばこの斜め向かいにもうひとつ石垣があり、その上に櫓が建っていた。 奈良盆地...
日本100名城

天下人家康の究極の城 名古屋城

その絢爛豪華な造りから、徳川幕府の権力を誇示する、シンボル的な城郭としてとらえがちな名古屋城。 ところがその実態は、大阪の豊臣方に対して旺盛な戦闘意欲を随所に秘めていた、まさしく「戦闘指令所」といえる巨大城郭であった。 能楽堂の裏手に、加藤...
北陸

北の庄城 勝家が築いた幻の名城

北の庄城は天正3年(1575)に築城が始まり、織田信長の安土城天主(7層)をしのぐ、9層の天守閣を持つ日本最大級の城だったと記録に残っている。 天正11年(1583)羽柴秀吉に攻められ落城。 城もわずか8年で「幻の名城」となった。 北の庄の...
北陸

継体天皇を足羽山に訪ねる

越前出身といわれる継体天皇を訪ねるべく、福井を訪れた。 当日は越前各地の継体天皇ゆかりの地を散策する予定だったが、想定外の雨に見舞われやむなく今後再訪することとした。 越前平野の治水と笏谷石(しゃくだにいし)採掘で知られ、洪水が治まるよう足...
名城の旅

天智天皇勅願所 繖山 桑實寺

天智天皇勅願所 繖山(きぬがさやま)桑實寺(くわのみでら) 標高433メートルの繖山(観音寺山)の中腹にあり、西国三十三箇所観音霊場の32番札所である観音正寺へと登る途上に位置する。 寺伝では、天智天皇の四女、阿閉(あべ)皇女(元明天皇)の...
京都府

大阪と京を結んだ水陸の要所 淀城

淀は「与渡津」(淀の港の意)と呼ばれ、古代には諸国からの貢納物や西日本から都に運ばれる海産物や塩の陸揚げを集積する商業地であった。 また、河内国・摂津国方面や大和国方面から山城国・京洛に入る要衝であった。 寛永10年(1633年)松平定綱が...
名城の旅

キリシタン大名高山右近の高槻城

室町時代は入江氏の居城であったが織田信長に滅ぼされ、その後和田惟政、次いで高山右近が城主となった。 天正元年(1573年)からは本格的な城塞が築かれた。 豊臣氏滅亡後は内藤信正が城主となり、以降高槻藩の藩庁として用いられた。 内藤氏の後は土...
京都府

ガラシャゆかりの勝竜寺城

勝竜寺城は細川忠興・ガラシャ夫妻ゆかりの城として有名。 天正6年(1578年)8月、藤孝の嫡男忠興と明智光秀の娘お玉(細川ガラシャ)が勝竜寺城で盛大な結婚式を挙げ、新婚時代を過ごしたとされている。 南側から見た堀と塀、向こうに見えるのは北東...