九州

大友宗麟の大分府内城

府内城という名称は、大分市中心部が中世に府内と呼ばれていたことにちなむ。 府内には、古代には豊後国の国衙が置かれ、鎌倉時代から戦国時代にかけては豊後国の守護職・守護大名であった大友氏の拠点であった。 大分川と住吉川に挟まれ、かつて海辺に面し...
中国

秀吉地獄の兵糧攻め 因幡の名城 鳥取城

久松山城ともいう。 中世城郭として成立、戦国時代には織田信長の家臣であった羽柴秀吉と毛利軍との戦いの舞台(中国攻め・鳥取城の兵糧攻め)となる。 江戸時代には鳥取藩池田氏の治下に入り近世城郭に整備された。 現在は天守台、復元城門、石垣、堀、井...
中国

明治の風薫る白亜の洋館 仁風閣

仁風閣は1907年、当時の皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の山陰行啓時の宿泊施設として鳥取城跡の扇御殿跡に建てられた、旧鳥取藩主池田仲博侯爵の別邸。 今日の昼食は鳥取砂丘でいただいた。 鳥取市は、元鳥取藩主池田家の居城であった久松山(海抜2...
中国

鳥取東照宮 樗谿神社(おうちだにじんじゃ)

鳥取東照宮は鳥取藩初代藩主池田光仲によって造営された。 光仲は僅か3歳で藩主となり、慶安元年12月(1649年)に藩主となって16年目にして初のお国入りを果たした。 この際、藩主としての威厳を示すため、幕府に願い出て鳥取城下への東照宮勧進を...
中国

名勝 観音院庭園

観音院庭園は江戸時代初期を代表する名園として広く知られる。 参道は緑が多く秋にはきれいに紅葉する。 観音院は鳥取藩池田家の祈願所8ヶ寺の1つとなっています。 御本尊の聖観世音菩薩が、安置される壇が移るたびに大きな寺の御本尊となられたことから...
住吉大社界隈

住吉大社お田植え神事2013

社伝によれば、千七百六十余年の昔、神功皇后が大社を御鎮祭の後、長門国から植女を召して御供田を植えさせられたに始まるという。 植女は、旧社領の堺乳守に落ちついて代々奉仕した。 植女は、後に乳守の遊女になったので、昔は、御田植の際には、遊女たち...
奈良県

梅雨の晴れ間に大仏殿界隈の散策

今年の梅雨は空梅雨かいなと思わせるような天候が続く。 少し曇り空だがかんかん照りでなく過ごしやすい。 近鉄奈良駅の銅像は庶民の味方行基さん。 庶民派の行基が中心になって、東大寺は建立されたのだ。 さらに、東大寺建立を思い立った聖武天皇は、行...
奈良県

春を呼ぶ修二会のお松明 東大寺2月堂

修二会の本業が始まりました。 二月堂の本尊は十一面観音なので、「十一面観音悔過会」とも呼ばれます。 「悔過会」と は、罪を懺悔することによって本尊の力にすがり、目的をかなえてもらうという法会です。 14日間のうちの一日の、それも「お松明」と...
北陸

春先取り 火と水が織りなす荘厳の世界 お水送り

天平勝宝 4年(752)インドの渡来僧・実忠が二月堂の建立の時、修二会を催して全国の神々を招きましたが、遠敷明神が漁に時を忘れ遅刻。 そのお詫びに本尊に供えるお香水を若狭から送ると約束し、二月堂の下の岩をたたくときれいな水が湧き出したと伝え...
京都府

竹送りの寺 国宝十一面観音を拝む 大御堂観音寺

京都府京田辺市の『観音寺(大御堂)』は、奈良時代に、天武天皇の勅願により法相宗の僧・義淵が創建。 さらに、聖武天皇の勅願により良弁が伽藍を整え「普賢教法寺」と号し、十一面観音立像を安置。法相・三論・華厳の三宗を兼ねた大寺で、「筒城の大寺」と...
歴史を訪ねる旅

てんびんの里五個荘 商人屋敷めぐり

古来より交通の要衝で、古代には東山道、近世には中山道や御代参街道(伊勢道)が通り、現在も国道8号と東海道新幹線が町中央部を横断している。 その利点を活かして、中世以降近江商人発祥地の一つとして発展。 特に江戸時代後期から昭和初期にかけて多く...
日本の庭園・美術館・水族館

私費で建設した明治天皇行在所 慶雲館

明治20年、明治天皇の長浜行幸に際し、当地の富豪・浅見又蔵氏が行在所として急遽建設しした。 明治天皇・昭憲皇太后夫妻が京都を発った当日朝の時点では、建設工事の後かたづけも終わっていなかったという。 夫妻は同日13時前に長浜港に到着し、同館で...