「暑さ寒さも彼岸まで」
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉が示すとおり、秋分の日になると、暑さも収まり、過ごしやすい気候になっていくといわれています。
季節の変わり目である2025年秋分の日はいつなのかをご存知でしょうか。
バスに乗ってて不思議な形の雲を発見、やはり秋の雲ですね、昨日まで暑い、暑いと言っていたのがうそのよう。
バスの車窓からうろこ雲を!
秋分の日の意味
秋分の日とは国民の祝日で「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日と定められています。
またこの日は、季節を示す目印である雑節のひとつ「お彼岸」の中日にあたります。
秋分の日はいつ?
秋分の日は、いつと固定されているわけではありません。毎年日にちが変わりますが、例年、だいたい9月22日から24日ごろになります。
2025年の秋分の日は、9月23日(火)となります
国立天文台が発表した過去の秋分の日と、予測している秋分の日は次のとおりです
2023年:9月23日(土)
2024年:9月22日(日)
2025年:9月23日(火)
2026年:9月23日(水)
2027年:9月23日(木)
2028年:9月22日(金)
2029年:9月23日(日)
暑い夏が終わりました・・・・そして楽しい秋がやってくる
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秋分の日の決め方
秋分の日はなぜ、毎年日にちが変わるのでしょうか。
実は、秋分の日の決め方があるのです。
太陽の通り道「黄道」には360度の目盛りがつけられており、これを黄経と呼びます。
この黄経0度を太陽が通る日が「春分の日」、180度を通る日が「秋分の日」です。
このような太陽と地球の動きをもとに、国立天文台が「秋分の日」を決めています。
そして毎年2月1日の官報に「暦要項(れきようこう)」が掲載され、正式に決定となります。
天文学的に言うと、秋分の日とは?
天文学的には、次のように秋分の日が定義されています。
太陽の通り道「黄道」と、地球の赤道を宇宙にまで伸ばしたものを「天の赤道」といい、その2点が互いに傾いて交わります。
この交わる点は2つあり、1つを「春分点」、もう1つを「秋分点」と呼ばれます。
太陽が秋分点の上を通過する瞬間が「秋分」です。
その日を、「秋分日」といいます。
春分の日との違い
秋分の日と春分の日の違いは、太陽の移動の違いです。
秋分は上から下へ(北半球から南半球へ)、春分の日は下から上へ(南半球から北半球へ)移動します。
春分の日、秋分の日は昼と夜の長さがほとんど同じになります。
しかし、春分の日を境に、昼が長く夜が短くなりはじめ、秋分の日には反対に、昼が短く、夜が長くなっていくという違いもあります。
秋分の日は、年に2回目の「秋彼岸」
お彼岸は年に2回あります。
1つは春分の日にある「春彼岸」、もう1つが秋分の日にある「秋彼岸」です。
彼岸とは
そもそもお彼岸の「彼岸」とは、ご先祖さまがいる極楽のことです。
反対に、私たちが生きている世界を「此岸(しがん)」といいます。
仏教の考えでは、彼岸は西にあり、此岸は東にあるのだそうです。
春分の日と秋分の日は、太陽が真東からのぼり真西に沈みます。
そのため、彼岸と此岸の距離が最も近くなり、ご先祖さまと私たちが通じやすい日と考えられたことから、ご先祖さまを供養する日となりました。
四天王寺に有難い夕陽を拝むここ四天王寺ではお彼岸に西の海に沈む夕陽を拝して、西方極楽浄土(さいほうごくらくじょうど)を観想する「日想観(じっそうかん)」という修行が行われることで有名です
秋分の日は「彼岸の中日」
お彼岸の期間は、春分の日と秋分の日の前後3日を合わせた7日間です。
お彼岸の初日を「彼岸入り」といい、春分の日と秋分の日を「彼岸の中日」、7日目の最後の日を「彼岸明け」といいます。
「彼岸花」の意味は?
秋のお彼岸のころに、あぜ道や土手、お墓の周りなどで赤い花を見かけることがあるでしょう。
その花が、彼岸花です。
彼岸花が植えられているのには、意味があるといわれています。
彼岸花は毒をもつ植物なので、それを田んぼやお墓の周辺に植えて、虫や動物に荒らされるのを防いでいたのだそうです。
秋の訪れを告げる彼岸花彼岸花が咲く気温は、約20~25度とされています、まだまだ30度を超える日があり、やっと咲きかけたところでこれから最盛期を迎える。
秋分の日に関する雑学
秋分の日には、面白い豆知識や神秘的なエピソードもたくさんあります。
メキシコの古代遺跡「チチェン・イッツァ」にあるピラミッド「ククルカン」では、秋分の日にだけ特別な現象が起こります。
夕日の角度と建物の影がぴたりと重なり、まるで神が降臨してくるような蛇の姿が浮かび上がるのです。
観光客にも人気で「世界の七不思議」と呼ばれることもあります。
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