2日午後、「今年の祇園祭のお稚児さんが決定!」の速報が流れました
6月9日、京都も梅雨入りしたとみられると大阪管区気象台から発表がありました。昨年よりはだいぶ早めですが、平年よりも3日遅いとか。
それに先立つ2日午後、「今年の祇園祭のお稚児さんが決定!」の速報が流れました。
祇園祭の長刀鉾(なぎなたほこ)に搭乗する稚児と禿(かむろ)は小学生の男の子で、神の依り代としてご奉仕します。
かつては長刀鉾町に限られていたようですが、今では広く京都市内から選ばれています。
祇園祭のハイライトのひとつは23基の山鉾が巡行する17日の前(さき)祭の山鉾巡行。
先頭をゆく長刀鉾に搭乗した稚児が、神域との境界を示す注連縄(しめなわ)を太刀でバサッと斬って、巡行の幕開けを告げる注連縄切りが最大の見せ場となります。
巡行コースを清めはらう太平の舞もお稚児さんの役割です。
今年の稚児を務める同志社小3年の久保堅斗(けんと)さん(8)が白馬に乗って、市中心部の四条通を進み、神社へ。
稚児は巡行が終わるまで、公の場では地面に足を着けることが許されない。
「強力(ごうりき)」と呼ばれる男性の肩に乗って本殿を後にした。
重要な役目をする稚児さん。
酷暑の中、なんとも笑顔がいい、さすがサービス業のトップ。
音頭取りの合図とともに一斉に回転させる、力の入る一瞬。
祇園祭の由来
遡ること平安時代、869(貞観11)年のこと・・・
京の町では疫病が大流行し、大勢の死者が出る悲惨な状況でした。
疫病が大流行したのは「御霊みたまの怒りに触れたから」、という御霊信仰ごりょうしんこうがあった時代です。
御霊の怒りを鎮めるために、当時の国の数にちなんだ66本の鉾を神泉苑に立て祇園の神を祀り、洛中の男児が祇園社(現:八坂神社)の神輿みこしを神泉苑に奉納し、そこで疫病退散のための御霊会ごりょうえを行いました。
この行事は後に「祇園御霊会」と呼ばれ、現在の「祇園祭」へと受け継がれています。
着物姿で楽しむ、懸装品を間近で楽しむ、
六角の町角で、傘と着物がよくお似合いで。
宵山を着物姿で楽しむ
アクセス
祇園祭へのアクセス方法は以下の通りです:
最寄り駅: 阪急「烏丸駅」「河原町駅」、京阪「祇園四条駅」などが便利です。
バス利用: JR京都駅からは、京都市バス206系統で「祇園」下車が可能です。
地下鉄: 京都市営地下鉄「烏丸御池駅」「四条駅」からも徒歩すぐです。
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