リベンジ 月ヶ瀬梅渓

奈良県

月ヶ瀬梅渓 真福寺を目指す


椿坂から月ヶ瀬に向かいます。
距離40キロ、お昼は途中においしいレストランがあるという・・・・あいにく本日定休日、もう12時半だ、どうする?
月ヶ瀬まで行くことにする、目指すは真福寺駐車場。

前回月ヶ瀬を歩く、龍王の滝から東へ歩き、代官坂つづれ織りの坂道。
ちょっときついかもしれないけれどチャレンジする人が年々増えている人気の坂道とネットにはあるがここまで数キロの遊歩道を歩いて来たのと、お昼前で腹ペコ、登りを断念、資料館へ引き返す。

今回はそのリベンジ、今その坂の上にいる。
やはり車は楽や、大いに助かりました。


駐車場で聞いた「うぐいす茶屋」へ

腹が減っては戦はできぬ!
名物「月ヶ瀬鍋」を賞味。

係りのお嬢さんは伊賀上野から通勤しているという。

月ヶ瀬梅渓のビュースポットは,一目八景,帆浦梅林そして天神梅林。
傾斜地の梅林です。

名張川を見下す梅林。

この地は大和の東端、大昔より伊勢や伊賀から月ケ瀬梅林へ来られる一番近道,名張街道(笠置迄)であった

石打からは、急峻な小川に添い、渓谷曲折の難路でしたから、やつと登り切ったこの峠に人々は必ず休憩し、当方遥かに連なる鈴鹿山脈と伊賀上野の町が遠望出来ました。

やっぱり西から来ても東から来ても昔からみんな苦労してたんや、俺だけやあらへんで!!


そして桜花一面の林を、誰となく桜峠と呼んでいました。

また園生の森ともいわれ、月ケ瀬梅渓を盛んにした鳥梅にまつわる園生(そのう)姫の伝承ある史蹟でもあります。

頼山陽ゆかりの地


名勝 月ヶ瀬梅林
文政年間斎藤拙堂の「梅渓遊記」で紹介され、頼山陽をして、「非親和州香世界 人生何可説梅花」と嘆賞せしめたように梅花の里と化し、奇岩、怪岩や山嶺重畳として、渓流に迫る絶景となった。
以来、数多くの文人墨客の来訪するところとなり、明治に入って益々天下にその名勝を知られるに至った。

現在新しい月ヶ瀬湖を中心に早春の梅花と共に四季を通じて自然景観は、人々に心の安らぎを与えている。大正11年11月7日名勝に指定された。

姫若(ひめわか)の梅

「真福寺」の境内に「姫若の梅」が植わっています。
1331年(元弘元年)後醍醐天皇が難を逃れて笠置山に身を寄せられた折、女官の一部が月ヶ瀬方面へ逃げ、その1人姫若が園生(そのう)の森で倒れていたところを村人に助けられ、「真福寺」に近い「姫若塚」付近に住まわせてもらい滞留しましたが、姫は村人に感謝し、ここに梅の木を植え、その熟れた梅を用いて口紅を作る技(わざ)を村人に教え、また青梅を乾かして燻製(くんせい)にした墨梅(すみうめ)、つまり烏梅(うばい、紅染めの媒染剤、薬料)を作り、京都へ売りに行って、儲けさせたと云われ、1640年代(正保年間)村が梅の里になりました。

ボケよけ地蔵尊、お参りせなあかんやろ。


駐車場では猿回しが愛嬌を振りまいていた。

アクセス

〇JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バスで約80分
〇伊賀鉄道上野市駅から三重交通バスで約30分

【お車で】
〇奈良方面から柳生経由で約50分
〇京都方面から国道24号・国道163号で約100分
〇大阪方面から西名阪自動車道・名阪国道で約90分、五月橋ICで下りた後、一般道で約5分
〇名古屋方面から東名阪自動車道・名阪国道で約100分、五月橋ICで下りた後、一般道で約5分

※バス・車ともに道路状況により所要時間は変わります。