紅葉の名所を訪ねる
駅前には少年と少女のほほえましい像がありました。
後醍醐天皇寄進の石灯籠
元徳三年(1331年)の刻銘があり後醍醐天皇寄進といわれる石灯籠
正面手水舎
秋は約3000本のカエデが、社殿の朱色と競うように・・・・・
談山神社は紅葉の名所として知られ、秋は約3000本のカエデが、社殿の朱色と競うように赤や朱色に燃え立ちます。
この時期は楓の緑がきれいだ。
140段の石段を登りきったところに「かたらいの杜」というレストランがあり、その前は結構に広さの広場になっており、座るところもあり弁当を広げることができます。
広場にあった像、モノクロで撮ってみた。
石段途中に連理の杉があります。
古くから「連理の杉」「夫婦杉」と呼ばれている霊木です。
2本の杉の木が根本で結ばれており、その形から夫婦和合、家庭円満、ひいては家運隆昌の神が鎮まるところとして、人々の信仰を集めています。
レストランではころあいの光があり、飾ってあったススキを撮ってみた。
窓の外は緑がきれいだ。
緑の中にぽっかりと青い空、思わずシャッターを押した。
始祖 藤原鎌足
藤原 鎌足 / 中臣 鎌足(ふじわら の かまたり / なかとみ の かまたり)は、飛鳥時代の貴族・政治家。
中臣御食子の子。母は大伴智仙娘。日本の歴史における最大氏族「藤原氏」の始祖。
密かに蘇我氏体制打倒の意志を固め、擁立すべき皇子を探した。
初めは軽皇子(後の孝徳天皇)に近づき、次に中大兄皇子に接近した。
また、蘇我一族内部の対立に乗じて、蘇我倉山田石川麻呂を味方に引き入れた。
645年、中大兄皇子・石川麻呂らと協力して飛鳥板蓋宮にて、当時政権を握っていた蘇我入鹿を暗殺、入鹿の父の蘇我蝦夷を自殺に追いやった(乙巳の変)。
この功績から、内臣に任じられ、軍事指揮権を握った。
ただし、内臣は寵臣・参謀の意味で正式な官職ではない。
また、唐や新羅からの外交使節の対応にもあたっており、外交責任者でもあったとみられている。
境内の建物
談山神社拝殿・ 楼門・東西透廊
室町時代 重要文化財
朱塗舞台造拝殿は永正十七 年(一五二〇)の造営、中央の天井は伽羅香木でつくられている。
折れ曲る東西透廊は 本殿を囲む特異な形態をもち、檜皮葺の屋根が美しい。
拝殿からの紅葉眺望
菴羅樹(カリンの原種)
飛鳥時代
藤原錄足公長男 定慧和尚が唐の国より持ち帰られた霊木と伝える。
鎌足の墓の上に十三重塔を造立
鎌倉時代に成立した寺伝によると、藤原氏の祖である中臣鎌足の死後の天武天皇7年(678年)、長男で僧の定恵が唐からの帰国後に、父の墓を摂津国安威から大和国の当地に移し、その墓の上に十三重塔を造立したのが発祥であるとする。
天武天皇9年(680年)に講堂(現・神廟拝殿)が創建され、十三重塔を神廟として妙楽寺と号した。
大宝元年(701年)、十三重塔の東に鎌足の木像を安置する祠堂(現・本殿)が建立され、聖霊院と号した。
談山の名の由来は、中臣鎌足と中大兄皇子が、大化元年(645年)5月に大化の改新の談合をこの多武峰にて行い、後に「談い山(かたらいやま)」「談所ヶ森」と呼んだことによるとされる。
後に本尊として講堂に阿弥陀三尊像(現・安倍文殊院釈迦三尊像)が安置された。
十三重塔(神廟、重要文化財) – 享禄5年(1532年)再建。現存する世界唯一の木造十三重塔。
十三重塔のライトアップのポスターを撮影。
境内の池は紅葉を映しきれいだ。
権殿
平安時代(室町時代再建) 重要文化財
天禄元年(九七〇)摂政右大臣藤原伊尹の立願によって創建され、実弟の如覚―多武峰少将藤原高光―が阿弥陀像を安置した元の常行堂。
ここで室町の頃盛行した芸能「延年舞」は有名である。現存のものは室町後期の再建。
権殿は、建立以来、五〇〇年の時を経て、大修理を終え、この平成の世に再生しました。
当殿内では、室町時代より延年 舞やお能が演じられ、「伝統と革新」の芸能をきそいあってきました。
古典芸能・現代舞踊・音楽・絵画・写真・彫刻・陶芸・映画・ 演劇・歌謡・落語・漫才・文学・詩などにたずさわる人たちの守り神として、また、芸能上達をいのる「祈りの場」として、「集いの聖地」として崇敬。
閼伽井屋
閼伽(あか)は、仏教において仏前などに供養される水のことで六種供養のひとつ。
閼伽を汲むための井戸を「閼伽井」、その上屋を「閼伽井屋」、「閼伽井堂」と称される。
屋根はこけら葺で元和五年(一六一九)の造営。
この中の井戸は、「摩尼法井」と呼ばれ往古、定慧和尚が法華経を講じたとき、龍王の出現があったと伝えられている
帰りに蜘蛛の巣を見つけた、大きなクモだ。
仲間は酒につられて店に。
駐車場への道は景色に富んで見応えがある。
最寄り駅は近鉄・JR桜井駅
○桜井駅からバス(1時間に1本)で約25分。終点下車から徒歩で約3分。
○ 桜井駅からタクシーで約15分。
桜井駅(南口)~聖林寺~談山神社 (所要時間 約25分)
時刻表は、奈良交通のホームページをご確認ください。
※交通渋滞等により「多武峯」止めになる場合があります。
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