中之島美術館

大阪府


肥後橋から西へ歩いている、高速環状線、東からの線と南からの線がこの先で交わる。

傍を水上バイクが猛スピードで駆け抜けていく、この寒いのに若者は元気だ。

2022年2月2日、水都大阪に新しく誕生した美術館。

大阪の中心部、中之島の国立国際美術館に隣接して立地し、黒いシンプル・モダンな外観と、1階から5階まで吹き抜けの開放感あふれる屋内空間「パッサージュ」が特徴。

「大阪と世界の近代・現代美術」をテーマに、19世紀後半から現代に至る、日本と海外の代表的な美術作品を核とする6000点超の作品を所蔵する。

ジャンルは、洋画、日本画、海外の近代絵画、現代美術、版画、写真、彫刻、デザインなど多岐にわたり、大阪出身の画家、佐伯祐三の名作、モディリアーニの裸婦像、具体美術協会のリーダー・吉原治良の作品など、大阪にゆかりのある作品を有する。

レストラン、ミュージアムショップなどもあり、気軽に立ち寄れる美術館として、市民に親しまれる存在を目指す。

大阪中之島美術館は関西・大阪21世紀協会とともに、「Osaka Directory」の第3弾、遠藤薫(えんどう・かおり)の個展を開催している。

遠藤薫(1989年、大阪生まれ)は国内外各地で、その地に根ざした工芸や歴史、生活と密接に関わる政治との関係性を紐解き、主に「布」を用いて作品を制作してきたアーティストです。

それらを「使う」こと自体によって、工芸的と名指しされるものが、社会のなかでどのような位置にあるかを表現してきました。

本展覧会では、今回のために石垣島で制作された丸木舟を展示します。

丸木舟は、沖縄を含む南西諸島では1950年代頃まで、漁船としてだけでなく、荷物の運搬や移動手段としても活用されていました。

展示する舟の帆は、沖縄の米軍嘉手納基地の敷地内で黙認されてきた耕作地に生える糸芭蕉(バナナの一種)の繊維でできています。作家が自ら繊維を取り出し、芭蕉布を織り上げ、帆に仕立てました。
本展は、芭蕉布と沖縄・八重山列島をめぐるパイパティローマ伝説(*)と、基地からの副産物で創られる沖縄の民芸品について、弱さとも強さとつかない柔らかで痛切な「人の営み」に視線を向けています。

インスタレーションに組み込まれた、日用品に限らない「生活の中で用いられてきたもの」から、その土地に暮らす人々の記憶から切り離せない政治や歴史的背景の存在を感じることができるでしょう。

*八重山列島最南端の島、波照間島のさらに南にあると信じられていた島についての伝説。パイ(南)・パティ(果て)・ローマ(サンゴ礁)で「南の果てにあるサンゴ礁の島」を意味すると言われています。

現代美術作家・ヤノベケンジさんによる『SHIP’S CAT(Muse)』。

大航海時代に害獣から貨物や船を守り、世界中を旅した「船乗り猫」から着想を得た作品です。

この不思議なオブジェは 関西電力本社正面玄関前にあります。

崩れそうだけど崩れない 
絶妙なバランス
どうなっているのかな?

堂島川沿いに東を望む。

東にはフェスティバルホールが見えている。

三井ガーデンホテル


三井ガーデンホテルの池のリフレクション。

葉を落とした木が陽に照らされてきれいです。

左側のビルが中之島ダイビル(右側のビルは中之島三井ビルディング)

中之島3丁目共同開発
ダイビル・関西電力・関電不動産の3社によって中之島3丁目においての、超高層ビル建設による地域再開発プロジェクト。

錦橋は朝日フェスティバルホールの南側にある土佐堀川可動堰を指す名称で、昭和60年5月、橋面の美装化整備が行われた際に新しく名付けられた。

この可動堰は橋長約55mで、中央の2径間は支間約15mの鉄筋コンクリートのアーチを主構とし、両側には階段と一体構造になったコンクリートアーチが用いられている

建設当時から歩行者専用橋として利用されてきた。

橋面の整備にあわせて、大阪のシンボルにもなっている橋をより深く知ってもらえるよう橋上を橋のギャラリーにすることにした。

植樹枡の壁面を斜めにした展示スペースには、江戸末期から明治初期に画かれた大阪の橋をテーマにした錦絵をタイルに焼きつけたものを展示している。

自由の象徴である樫(かし)の木を手に凛(りん)として遠くを見据える女性の像は、フランス近代彫刻の巨匠、アントワーヌ・ブールデル(1861~1929年)の作品「自由」。

高さ3メートル75センチ、重さ1トンの存在感ある像で、大同生命保険大阪本社ビル(大阪市西区江戸堀)の荘厳なテラコッタの外壁に見事に調和している。

アクセス

渡辺橋駅2A出口から徒歩約3分
中之島駅6出口から徒歩約5分
肥後橋駅3出口から徒歩約7分

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