京の桜の隠れ里 原谷苑

京都府


原谷苑は「京の桜の隠れ里」と言われており、20種以上の桜が植えられています。

期間限定で一般公開され、3月上旬~中旬は梅、3月下旬~4月下旬は桜、11月下旬~12月上旬は紅葉を楽しむことができます。

特に枝垂れ桜の名所として有名で、春になると大勢の花見客で賑わいを見せます。

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桜だけではない原谷苑の花々。
原谷苑の主役は、シャワーのような八重紅枝垂桜ですが、脇役も多士済々です。

白の雪柳、黄色のヤマブキ、ピンクの吉野つつじが準主役として脇を固めます。

その他にも、サトザクラ、桃、木瓜(ボケ)、シャクナゲ、利休梅・・・と挙げていけばキリがないくらいのたくさんの花々で彩られます。

多くの花木に名札がかかっているのもうれしいところです。

原谷苑はちょっとした植物園です。

原谷苑の桜の見ごろですが、京都市内のソメイヨシノが見頃から一週間遅れて見頃を迎えます。

山あいにある原谷苑なので、京都市内では散ってしまった後でもまだ桜が楽しめるというのは重要なポイントです。

見頃の目安

1月末~ 河津桜~3月1週目から10日頃満開

3月一週目~ 京都御苑近衛邸跡、霊山観音などで山桜、枝垂桜などが開花~20日頃満開

3月半ば頃~ ソメイヨシノなど主要な桜が開花:東寺、清水寺、龍安寺(少し遅め) 
3月末から4月初旬に満開

4月1週目~御室桜開花、10日頃満開 原谷苑の見頃は御室桜の少し後4月7日頃~ 北野桜開花。

昨年と同様に進捗すれば、原谷苑では10日以降に見頃に入るものと推定されます。

ただし、ソメイヨシノはもう少し早めに見頃に入ります。

また原谷苑の入苑料はなんと時価!

花の咲き方によって300円から最大1500円までという幅があります。

肝心なのがアクセス。

桜が咲く春の一般公開中は自家用車で行くことは不可能。

まず1つめのアクセス方法は京都市バス。
立命館大学前と原谷の間を結ぶM1系統は1時間に1~2本しかありませんが、唯一の原谷へ通じる公共交通機関です。
2時間に1本程度ですが北大路バスターミナルと原谷を結ぶルートもあります。

2つめのアクセス方法はタクシー。
バスの時間が合わない場合はおとなしくタクシーの利用がベター。
例年、北野桜が咲いていますので、北野天満宮で北野桜を楽しんでから、タクシーで原谷苑に向かうといいでしょう。

3つめのアクセス方法はシャトルバス。
実は原谷苑へ向かうシャトルバスが運行されているのはあまり知られていません。
乗り場はわら天神宮の鳥居前あたりで、原谷苑の門前まで9:00~16:00の間を約10分で結んでいます。

4つめのアクセス方法はツアーに参加すること。
桜シーズンの京都は各旅行会社によるツアーが数多く販売されていますが、原谷苑がコースに入っているツアーも毎年企画されています。

原谷苑以外の桜も同時に楽しみたいのなら、お手軽にツアーに申し込むのが賢いかもしれません。

ツアー参加の場合はタクシーで原谷苑へ向かうことになります。

「原谷苑」へは、ハイキングで辿り着けるのか?

もちろんいけないことはありません。

公式のサイトによれば、市バス北1系統源光庵バス停より約2.5kmほど、所要時間は約30~40分と書いてあります。

ただ、平坦な道ではないので、歩き慣れている方ならばまだしも、ハイキングを普段しない方は避けた方がいいかもしれません。

その他、鹿苑寺金閣より、約2.2kmほど、所要時間は約30~40分。

御室仁和寺より、約2.1kmほど、所要時間は約30~40分になります。

ちなみに筆者は前回は源光庵バス停より徒歩で、今回は北野天満宮からタクシーで・・・

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